延長戦第７２話 ページ12
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札幌ドームのグラウンド。みんなに妊娠報告をして以来かな。瑞輝くんに支えられながらベンチに入る。
ちか｢監督、お久しぶりです。｣
監督｢ちか！元気？｣
ちか｢はい、身体は重くなりましたけど、全然元気です！｣
監督｢今何か月だっけ？｣
ちか｢７か月です。｣
監督｢そっか、まだまだ身体大事にね。瑞輝、ちゃんと支えてやれよ。｣
堀｢はい。｣
監督と話していると、アップしていた選手たちも私がいるのに気づく。
杉谷｢あ、ちかちゃんだ！｣
中田｢ホンマや。だいぶお腹おっきくなったな。｣
中島｢身体大丈夫なの？｣
ちか｢はい！もうつわりもなくなって、快調です。｣
剛｢ちかさんすっかりママの顔だね。｣
ちか｢えっ、そう？｣
近藤｢うん、もともとちかさん優しい顔だけど、さらに優しくなった感じする。｣
グラウンドを離れて、今度はブルペンに。
宮西｢おぉちかちゃんやん。｣
鍵谷｢外出て大丈夫なの？｣
ちか｢瑞輝くんが誘ってくれたんです。調子いいときはどんどん動きなさいってお医者さんにも言われてるんで。｣
有原｢もう赤ちゃん動く？｣
ちか｢うん、かなり元気。｣
上沢｢お腹触ってもいい？｣
亮｢あっ、俺も触りたい！｣
ちか｢いいよ、そーっとね？｣
上沢｢うわ、すごっ！こんな感じなんだ。｣
堀｢みんなあんまり触らないでくださいね！ちか疲れちゃうんで。｣
清水｢あっ、瑞輝が妬いてる(笑)｣
堀｢優心さんっ！///｣
私を囲んでみんなが笑顔になる。私も自然に笑っていた。連れてきてくれた瑞輝くんに本当に感謝したい。
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作者名：fs15nao | 作成日時：2018年11月4日 12時
