ボクの初恋３ (ページ11)

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第５４話ページ11

Side:Mizuki

唇が離れた瞬間、かーっと顔が熱くなるのがわかる。ちかさんに聞こえるんじゃないかくらい、心臓の音がうるさい。

ちかさんも照れて目を伏せてしまった。そんな姿も可愛いな、って思ったり。少し間を置いて、ちかさんが口を開く。

ちか｢何か改まると照れるね…///｣

堀｢僕も、今めちゃくちゃドキドキしてて…でもすごく幸せで、嬉しいです。｣

ちか｢ね、これからは瑞輝くんって呼んでいい？｣

堀｢はいっ、もちろん！僕はどうしようかな…。｣

ちか｢私のことは…呼び捨てでもいいよ？あと、敬語も少しずつとってね。ほら、お付き合いするわけだし。｣

堀｢えっ、急にはムリかも…。｣

ちか｢徐々にでいいよ。私もしばらく名前呼び慣れるのかかりそうだし。一回呼んでみて？｣

堀｢ちか…？｣

ちか｢何で疑問系？(笑)｣

堀｢だって！いきなりは照れますよ。｣

ちか｢敬語！｣

堀｢あ、ごめん…タメ語難しいな…。｣

ちか｢今度敬語使ったら罰金ね？｣

堀｢えっ、ちかって意外にドＳ…。｣

ちか｢冗談だよ(笑)あ、でも半分本気かな。瑞輝くんともっともっと仲良くなりたいから…///言葉変わるだけで、距離も変わるでしょ？｣

年上らしく主導権を握るちかさん、いやちか。振り回されるのも僕らしいかな？今は何をしても幸せだ。