ボクの初恋 (ページ9)

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第９話ページ9

Side:Mizuki

堀｢ピンさん、相談に乗ってほしいんですけど…。｣

石井｢ちかさんのこと？｣

堀｢はい、誕生日プレゼント買いたいんですけど、何がいいかわからなくて…。｣

石井｢うーん…俺もそういう経験あんまないからなぁ。他の人にも相談してみたら？ナオさんとか。｣

ナオさんか。あの年齢で結婚してるくらいだから、女心とかわかるかも。ピンさんの部屋を出てナオさんの部屋に行った。ノックをすると出てきたのは剛さん。

剛｢あれ、瑞輝どうした？｣

堀｢ナオさんに相談があって…剛さんも聞いてくれますか？｣

剛｢だって？上沢いい？｣

上沢｢おう、入りな。｣

部屋に入って早速話を切り出す。

堀｢あの…女性にプレゼントをしたいんですけど、どんなものがいいかわからなくて…相談したいです。｣

上沢｢女性ってちかさんだろ？(笑)｣

堀｢えっ!?何でわかるんですか？｣

剛｢俺も思った。さっきのケーキの件？あの慌て方はちかさんに気があるのかなって。｣

隠してるつもりだったけど、先輩２人にはお見通しだったみたいだ。

剛｢年上女性のプレゼントって難しいよね。｣

上沢｢確かに。でもやっぱアクセサリーとかいいんじゃない？いきなり指輪だとハードル上がるけどさ、あんまり派手じゃなくて、さりげなくつけてもらえるの。｣

堀｢どういうとこで買えばいいですかね？｣

剛｢札幌にもたくさんそういう店あるよね。｣

上沢｢うん。何なら俺買い物付き合おうか？｣

堀｢いいんですか？じゃあお願いします！｣

というわけで、次の日ナオさんと一緒にちかさんのプレゼントを探しに行くことになった。