ボクの初恋 (ページ7)

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第７話ページ7

Side:You

ファイターズに来てからまだ数日。やることがたくさんで大変だけど、徐々に慣れてきてやりがいも感じながら過ごしている。

今日はトレーナー室待機。練習後のケアをする準備をしていると、早速ドアが開く。

泰示｢ちかちゃん、マッサージお願いしてもいい？｣

ちか｢はい、どうぞ！｣

いつしか私の呼び名が名字から名前に変わっている。馴染んできた証拠かな？なんて、そんなのも嬉しい要素。

ちか｢背中ちょっと張ってますね。泰示さんいつも全力プレーだからかな。｣

泰示｢だってそれしか出来ないからね(笑)｣

ちか｢それがチームのためになってるし、士気を高めてるんですよ。カッコいいです。｣

泰示｢ははっ、ありがと。そういやさ、もうすぐ誕生日って言ってたけどいつ？｣

ちか｢来週の月曜日です。それがどうかしたんですか？｣

泰示｢寮で誕生会とかしようと思って。ほら、歓迎会もまだしてなかったじゃん？｣

ちか｢えっ、いいですよー。私なんかのために。｣

泰示｢ちかちゃんのためならみんな喜んで集まると思うよ。寮生に声かけとくからさ、その日はちかちゃんも予定空けといてよ。｣

ちか｢はい、ありがとうございます。｣

思わぬ誕生会のお誘い。何だか申し訳ないけど、少しだけワクワクしている私もいる。