ボクの初恋 (ページ4)

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第４話ページ4

Side:Mizuki

寮に帰ると中澤さんがいる。住み込みって言ってたっけ。眼鏡姿も何だか可愛い。

部屋から出るとピンさんが中澤さんと話していた。悪いと思いながらもちょっと近寄ってみる。

石井｢中澤さんすいません、食事メニュー見てもらって良いですか？｣

ちか｢あっ、いいよ。３食以外に補食入れてるんだね。一成くん痩せやすいのかな？｣

石井｢はい、油断してるとすぐ体重落ちちゃうんで、意識的に。｣

ちか｢うん、いいんじゃないかな。プロテインも効果的だし。でも筋肉量増やしたかったら、もう少しお肉摂取しても良いかな？食べすぎは良くないけど、一成くんちゃんと摂生出来てるから大丈夫だと思うよ。｣

石井｢はい、ありがとうございました。｣

ピンさんと話し終えると、僕がいることに中澤さんが気づいて、声をかけてくれた。

ちか｢あれ、堀くんも何か聞きたいこととかあった？｣

ボーッとしてた。聞きたいこと、聞きたいこと…。

堀｢あのっ、僕フルーツ食べられないんですけど…。｣

石井｢は？お前何言ってるの？(笑)｣

ちか｢笑っちゃダメだよ！フルーツが苦手かぁ…じゃあビタミン摂るの大変だね。野菜はある程度食べられる？｣

堀｢好きじゃないけど何とか…。｣

ちか｢そっか。じゃああとでビタミン摂取しやすい食材まとめてメモ作っとくね。｣

堀｢えっいいんですか？｣

ちか｢うん、みんなの力になりたいの。｣

そう言って笑う中澤さんの笑顔を見ていると、胸がドキドキし始める。あー恋ってこういうことなんだ。