ボクの初恋 (ページ18)

今日:16 hit、昨日:5 hit、合計:36,332 hit

第１８話ページ18

Side:Mizuki

ずっとこうしていたいところだったけど、そういうわけにもいかない。

堀｢ちかさん、ホテル着きましたよ？｣

ちか｢んー…あっ、ゴメン。私寝ちゃってた！重かったでしょ？｣

堀｢いいえ全然！僕の肩でよければいくらでも貸します(笑)｣

ちか｢それは頼もしいね(笑)気使って起こさないでくれたんでしょ？ありがと。じゃゆっくり休んでね。｣

堀｢はい、おやすみなさい。｣

挨拶を交わしてそれぞれの部屋に戻る。部屋に入ろうとするとナオさんに捕まった。有原さんたちも部屋にいる。

上沢｢おいおい、ちょっといい感じだったんじゃないの？タクシーで何かあった？｣

堀｢何もないですよ！タクシー乗ったらちかさんすぐ寝ちゃって…でも…。｣

有原｢でも？｣

堀｢僕の肩に寄りかかって寝てたんです…///｣

石井｢え、ホントに？じゃあちかさんの寝顔見たってこと？｣

堀｢横目でちらっと…あんまり動くと起きちゃうと思ってまともには見てないですけど…。｣

剛｢それ脈アリかもよ？だって信頼してなかったら身体預けて寝たりしなくない？｣

上沢｢だよな。で、手ぐらい握った？｣

堀｢とんでもないです！くっついてるだけでドキドキしちゃって…。｣

有原｢マジかー。ピュア過ぎて聞いてるこっちもドキドキするわ。｣

タクシーの中のたった数分を根掘り葉掘り聞いてくる先輩たち。恋バナなんてしたことないけど、こんなこと聞きたいもんなのかな？

その後もいろいろ話を聞いてもらって、気づいたらそのままナオさんの部屋で雑魚寝をしていた。