ボクの初恋 (ページ14)

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第１４話ページ14

Side:You

昨日はホントに幸せな１日だった。忙しくて誕生日なんて忘れてたけど、みんないい人ばかり。私恵まれてるな。

ただそんな感情に浸ってる暇もなく、今日からは初めての遠征。着替えて部屋を出るときにふと枕元を見ると、昨日堀くんにもらったピアスの箱。せっかくだからつけてみようかな？

荷物を持って外に出ると、準備の早い選手がバスに荷物を積み込み始めていた。

ちか｢おはようございます。積み込み手伝いますね？｣

先に来ていたスタッフさんの手伝いをしていると、後ろから話しかけられた。

剛｢おはようございます。荷物お願いできますか？｣

ちか｢剛くんおはよう。これ一つで大丈夫？｣

剛｢はい。あっ、ちかさんそのピアスもしかして、瑞輝のプレゼント？｣

ちか｢あれ、剛くん知ってたの？｣

剛｢上沢と一緒にプレゼントどうしようって相談受けましたもん。すごい似合ってます。｣

ちか｢そう？ありがと。｣

そっか、堀くん先輩たちに相談してたんだ。私のために…可愛いな。

そうこうしているうちに出発の時間。最終チェックをして、新千歳空港行きのバスに乗り込んだ。