ボクの初恋 (ページ13)

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第１３話ページ13

Side:Mizuki

ちかさんの誕生日会は滞りなく進み、みんなお酒を飲みながら談笑している。ちかさんの笑顔を見ているだけで僕も嬉しい。

分けられたケーキを食べていると、ナオさんから声をかけられる。

上沢｢瑞輝、プレゼントいつ渡すの？｣

堀｢あっ、そうですよね…何かタイミングがなくて…。｣

剛｢今はムリっぽいから、部屋戻ったら渡す？｣

堀｢そうですね…そうします。｣

しばらくしてお開きになり、それぞれみんな部屋に戻っていく。少し時間を置いて、僕はちかさんの部屋のドアをノックした。

ちか｢はーい、誰？｣

堀｢堀です。入ってもいいですか？｣

｢どうぞ｣と言ってちかさんが部屋に通してくれた。アロマ、かな？ふわっといい香りがする。

ちか｢どうしたの？こんな時間に。｣

堀｢あのっ…これ。誕生日プレゼントです。｣

ちか｢えっ、私に？｣

堀｢はい。こういうの初めてなんで、気に入ってもらえるかわからないですけど…。｣

ちか｢開けてもいい？｣

堀｢あ、どうぞ！｣

丁寧に包装を解いていくちかさん。どんな反応するかな…ドキドキしてきた。

ちか｢わぁキレイ！ホントに初めて選んだの？｣

堀｢はい。ナオさんにお店紹介してもらって。｣

ちか｢すごくカワイイ！ありがとう。大切にするね？｣

僕に笑顔を向けてくれたちかさん。喜んでもらえてよかった。