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騙すつもりで ページ31

【車の中】

キュヒョン「疲れた?」

A「…え?」

キュヒョン「ずっと無口だから。」

A「…何から…話せばいいのか…わからないから…。」

キュヒョン「何?なんか怖いな(笑) そんな風に言われると。」

A「…自分のせいだって言ってました。」

キュヒョン「え?」

A「自分の存在自体が…キュヒョンさんを苦しめてるって…。」



車を止めるキュヒョン。



キュヒョン「…聞いたのか?フッ…口の軽いヤツ。」

A「違う!私が無理矢理聞き出したの!チャンミンは…言おうとしなかった。キュヒョンさんが私に言った通りの関係だって…。」

キュヒョン「…嘘はついてないさ。昔からの知り合いだ…。それで?それを聞いてガッカリした?」

A「キュヒョンさん…っ!」

キュヒョン「…母さんと父さんはずっと昔からつき合ってた…なのに母さんが施設育ちだからって結婚を認めてもらえなかった…母さんのお腹には僕がいたのに…結婚は出来なくても父さんは…ずっと僕たち親子を気にかけてくれた…それだけでよかった…僕も母さんも何も望んじゃいなかった…父さんが…アイツを…連れて来るまでは…っ!」



ー兄ちゃんはいいなぁ!あんな美味しいご飯おばちゃんが作ってくれるなんて!俺、母さんの作ったご飯なんて食べたことないよ。お手伝いのおばちゃんが作ってくれるから…。ー



キュヒョン「兄ちゃん兄ちゃん…鬱陶しいくらい、まとわりついて…っ!屈託のないアイツを見るたび…嫌というほど味わう絶望感…俺が何かを得れば…ことごとくアイツがそれを奪っていく…っ!それが!たとえアイツの意思じゃなくても俺には疎ましくて仕方がなかったんだよ!」

A「…あの時、私を恋人だとチャンミンに言ったのは…初めから騙すつもりで…?私たちは間違いをおかしたけど…だからといってチャンミンは私のことを何とも思ってな」

キュヒョン「なかったとでも?フッ…僕がAを恋人だと言った時のアイツの顔。ククク…サイコーだった!」

A「キュヒョン…っ!」



キュヒョンの唇がAの口を塞ぐ。



キュヒョン「知ってんだろ?写真のことも。惜しかったな。バレるんだったらキスだけじゃなくて、やっときゃよかったよ。」



パシン…!



キュヒョン「…っ痛。フッ…」



車から降りるとすぐ来たタクシーに乗り込む。
その姿を悲しそうに見つめるキュヒョン。



ガチャ!



キュヒョン「お前…」

チャンミン「…降りろ!」

手離すな!→←たぶん…



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bubu - パープルライオンさん» ありがとうございます。お待たせしました!いつでも続き見に来てください(*^^*) (2014年11月13日 22時) (レス) id: 8d671a735c (このIDを非表示/違反報告)
bubu - 裕さん» ありがとうございます♪続きオープンです(*^^*) (2014年11月13日 22時) (レス) id: 8d671a735c (このIDを非表示/違反報告)
パープルライオン(プロフ) - また次も楽しみにしていますよ~♪ (2014年11月13日 12時) (レス) id: 4f2abcb6cd (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - おつかれっしたっ!(^o^)/part2も楽しみ♪ (2014年11月12日 21時) (レス) id: 7b66b690be (このIDを非表示/違反報告)
bubu - 雅美さん» 男らしいですよね^^ ちょっとぎゅぺんの作者の贔屓目ですな(笑) ユノ兄貴はしょうがない(笑) (2014年11月12日 16時) (レス) id: 8534b9d1ef (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:bubu | 作成日時:2014年10月17日 17時

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