心に傷を負ってるのは一人じゃない *10/31 ラスト追加* ページ29
チャンミン「アイツと初めて会ったのは…俺が幼稚園に入った時だったかな…。父さんが俺の兄ちゃんだって…おばさんも美人で優しそうな人だった…。大人の事情もわかんねえガキだったから、単純に兄ちゃんが出来たって嬉しくてさ、家に帰ってから母さんに話しちまって…誰にも言っちゃだめだって言われてたのに…。後から知ったけど…母さんから相当嫌がらせを受けてたみたいでさ…。見てわかると思うけど、アイツすっげえ頭いいんだっ!アメリカの有名大学の留学試験だって合格してさ!それなのに…母さんが…邪魔して…。」
A「だから…私に近づいて…私を利用して…あなたに何かしようと…?」
チャンミン「それは違うっ!お前のことはきっと…っ!本気だと思う…だからっ!」
A「…わかった。もういい…。ごめんなさい…。言いづらいこと言わせて…。」
チャンミン「…それが聞きたくて…俺を…中へ入れたのか…?」
A「…そうだよ。」
チャンミン「そっか…。そうだよなっ!ハハ!じゃなきゃ俺を入れるわけねえかっ!」
A「…。」
iPhoneを手に取るチャンミン。
チャンミン「悪かったな…。酔った勢いとはいえ…こんなことして…。」
A「…。」
チャンミン「俺…なんか…言ってなかったか…?」
A「…何を?」
チャンミン「いや…いいんだ…。悪かったな…。嫌な思いさせて…。俺がこんなことしなきゃ…アイツもこういうことやらせなかったと思うし…。」
A「…。」
【東京】
プルルル、プルルル、プルルル、
キュヒョン「…お前か。なんだ?こっちは夜中だぞ。」
ー悪い…。戻ったら会わねえか?ー
キュヒョン「…は?気持ち悪いこと言うなよ。」
ー連絡するから。じゃあな。ー
キュヒョン「…誰が会うか。」
【ドイツ】
チャンミン「…。」
切れたiPhoneを見つめる。
淳「機長、チェックアウト済ませました?」
チャンミン「ああ。」
淳「待って下さい!すぐ済ませて来ますから!」
慌ててフロントに駆けてく淳の向こうにチェックアウトをしているAを見つけるチャンミン。
自然とその姿を追ってしまう。
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bubu - パープルライオンさん» ありがとうございます。お待たせしました!いつでも続き見に来てください(*^^*) (2014年11月13日 22時) (レス) id: 8d671a735c (このIDを非表示/違反報告)
bubu - 裕さん» ありがとうございます♪続きオープンです(*^^*) (2014年11月13日 22時) (レス) id: 8d671a735c (このIDを非表示/違反報告)
パープルライオン(プロフ) - また次も楽しみにしていますよ~♪ (2014年11月13日 12時) (レス) id: 4f2abcb6cd (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - おつかれっしたっ!(^o^)/part2も楽しみ♪ (2014年11月12日 21時) (レス) id: 7b66b690be (このIDを非表示/違反報告)
bubu - 雅美さん» 男らしいですよね^^ ちょっとぎゅぺんの作者の贔屓目ですな(笑) ユノ兄貴はしょうがない(笑) (2014年11月12日 16時) (レス) id: 8534b9d1ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:bubu | 作成日時:2014年10月17日 17時