Form of Love 【名前変換】 (ページ50)

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■Story.50 ページ50

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嘘……………

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いつもの匂いが鼻に届いて、

腕を引っ張ったのが誰なのかが

すぐわかった。

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涼介「待ってろ……そう言ったよね?」

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あ「涼介…………」

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涼介「あー、いないから

マジで焦ったんだからな。」

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私の鞄が涼介の自転車のかごに入って

ひょいっと自転車の後ろに乗らされた。

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涼介「用事……何て無いんでしょ?」

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あ「…………あるもん。」

涼介「じゃぁ、どこ行くつもりだったんだよ。」

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涼介の首筋に汗が流れたままで、

部活が終わってすぐに来てくれたのが分かる。

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ﾊﾝｶﾁを取りだし、拭うと

“ありがとう”と言って笑った。

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あ「私のことなんか放っておけばいいのに。」

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背中にしがみつきながら、矛盾した言葉を

吐いている自分。

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そんな自分が嫌になって、

莉子ちゃんの言葉が事実すぎて辛くて……

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溢れだしそうになる涙が零れないように

上を向く。

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でも、急に自転車に急ブレーキがかかって

涙が涼介の背中に落ちた。

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あ「涼介、どうした……「辛い?」

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私の言葉を遮るように口を開いた涼介。

振り向くと、頬に残る涙の跡に触れた。

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涼介「俺といるのが辛いなら

はっきり言って。」

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来週中に移行します!