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■Story.42 ページ42

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あ「………辛くないもん。」

涼介「じゃぁ、何で泣くんだよ。」








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涼介の切ない瞳に泣いている自分が写る。








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あ「………涼介が優しいから。」









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好きというのにはまだ勇気がなくて、

そう言うのが精一杯。







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莉子ちゃんに言われたこと何て

絶対に言えない。







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涼介は優しいから、それが事実でも

“そんなことない”って言うはずだから。









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涼介「冷たくした方がいいの?」









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あ「…………ううん。」









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涼介「優しくしても泣くし、

冷たくするのはﾀﾞﾒだし……









俺、どうしたらいいの?」









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あ「……分かんない。」

涼介「最近、それ……多いね。」








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あ「…………ごめん……なさい。」








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涼介「謝んないでよ。

謝られると分からなくなるから。」






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作者名：おんぷ♪ | 作成日時：2012年12月27日 21時

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