Form of Love 【名前変換】 (ページ41)

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■Story.41 ページ41

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これだけ、涼介と話さない日が

今まであったかな?

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ﾏﾏがお星さまになった日から、

いつも必ず涼介が隣にいて……

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涼介が話を聞いてくれたり、

話をしてくれたり。

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席が隣なのに、心が遠く感じる。

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「じゃぁ、次を――――………」

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目の前の教科書は日本語なのに、

全く理解できない。

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全然授業に集中できない。

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「先生!」

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静かな教室に突然、

響き渡った男の人の声。

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それは紛れもなく、私の席の隣から。

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涼介「泉が具合悪いみたいなんで、

保健室連れて行きます。」

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先生が反応する前に私の手がぎゅっと握られ、

また薬品の匂いがする保健室に。

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あ「涼介、私……具合悪くないよ。」

涼介「嘘つけよ。

泣きそうな顔してるじゃん。」

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あ「それは………………」

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涙をこれ以上ためることができなくなって

頬に伝う。

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すかさず、頬に触れる指先。

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涼介「そんなに辛いなら

早退した方がいい。」

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