Form of Love 【名前変換】 (ページ40)

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■Story.40 ページ40

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「泉さん、具合はどう?」

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男の子たちに人気の保健室の綺麗な先生が

横になっているベッドに来た。

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ｶｰﾃﾝの隙間から見える時計をみると

もう午前の授業が終わっていた。

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「ご飯食べられそう?

無理なら早退しても……」

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あ「…………あっ、大丈夫です。

教室、戻ります。」

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ふかふかのﾍﾞｯﾄﾞから足を出して、

上履きを履く。

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教室に戻るとすでにみんなは

お昼ご飯を食べていた。

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どうしよう。

涼介とどんな顔をして会えば……

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考えていると、足が動かなくなる。

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凛「あ、A!」

裕翔「戻ってきた!よかったね、涼介。」

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涼介「………あぁ、よかった。」

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涼介は昨日のことどう思ってるの?

置いていったこと、どう思ってる?

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涼介は私と一緒にいるの辛い?

私がいるから不自由してるの?

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縛られてるって感じてるの?

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頭ではきちんと言葉で現れているのに、

それを口にすることはできない。

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裕翔「ちょっ……どこ行くの?」

涼介「ん……桜川に部活のことで呼ばれてて。」

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凛「やけに最近仲いいわね。」

涼介「俺が誰と仲良くしたっていいだろ。」

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そう、その通りだよ。

涼介は自由にしていいの。

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