Form of Love 【名前変換】 (ページ14)

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■Story.14 ページ14

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あ「いいなぁー、好きって言えて。」

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ﾗﾌﾞﾗﾌﾞな二人を見ていて、

無意識に出てしまった言葉。

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裕翔「何々、そう言いたい人でもいるの?」

あ「へっ……あっ……」

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言ってしまったことに慌てていると、

涼介と目が合う。

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あ「私……は、その……「涼介、おはよう。」

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可愛い女の子が涼介の肩をﾎﾟﾝｯと叩いた。

視線が私からその女の子に移る。

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涼介「桜川か、おはよ。」

莉子「おはよ、裕翔も。」

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裕翔「おぅ、おはよ。」

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莉子「今日もいつものメンバーだね。」

涼介「まぁな。つーか、どうかした?」

莉子「あのね、実は委員会のことで……」

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言葉を発することもできず、

涼介の隣で黙って歩いていると

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凛が私の腕を引っ張った。

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凛「A、教室早く行こう?」

あ「えっ……あ、うん!」

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裕翔「ちょっ……凛ちゃん、俺は?」

凛「ｱﾝﾀなんか知らない!

ちゃんと鞄持ってきてよ。」

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後ろを振り向くと、莉子ちゃんと

楽しそうに喋っている涼介。

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私は心の中で「好き」と呟くしかなかった――――……

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