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そして海へ行く日になり、私は入る気はなかったので防水のパーカーを着て向かった。
海へ入る組が車の中で準備しているのを外で待っていた。
「サナ、プロムどうするの？」
「…ハニ誘ってくれないかな…。こういうのって女子から誘うのどう思う？」
サナにもそんな悩みが…。
『女子から誘うの、ありだと思う。これからの時代は女が引っ張っていくものよ。』
「……そう？そう思う？」
『うん！』
「そっか…。がんばってみようかな。』
サナを励ましていると…、
「…A？」
知らない声に名前を呼ばれ、振り向く。
そこには3人の男の人。
私の名前を呼んだのは…
「Aだよね…？」
真ん中の、黒髪に色白の肌の…背は低めの人。
『あー、はい、そうですけど…』
「やっぱりそうだ！よかったー、人違いじゃなくて」
ほっとしたようにニコニコと笑うその人は、……どっかで見たことある糸目だな。
「ホソギヒョンからこっちに来てるって聞いたからさ！なかなかタイミング合わなくて
会いに行けなかったんだけど…」
ホソクさん？………あ。
『……ジミン？』
「そうだよー。……え、忘れられてた？(笑)」
『あ、いやー…、さっき、まで？(笑)』
「ひどー(笑)。まあ思い出してくれたならいいや、久しぶり。」
本当に久しぶり。最後に会ったのは、……いつだ？小5くらい？
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作者名：ねこのひげ | 作成日時：2018年10月7日 2時
