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第244話 ページ8

リベラside

clock定例会議から2日経った。

そこで話し合われたアリオンの非公開王女の処置について、ファナッカでももう少し練ることになり、約1ヶ月後にその会議が設置された。

おそらく…その会議が終わってすぐにもう1度clockの会議が開かれる。

タイムリミットはそこか...?



この2日間、色々と考えたが、やはり私がアリオンに帰ること以外に方法が思いつかない。

...魔力を、完全に復活させて。



そういえばキリトからの手紙にも書いてあった。

魔力を完全復活させてください、と。

でも...

私にはそんなことできない...。





1日の仕事が終わり、バルコニーで涼みながらそんなことを考えていた。

リベラ「はぁ...。」

最近ため息多くない?と、マイノに言われた。

無意識のうちにため息をついているんだろう。

遅寝早起きを繰り返す、重労働の日々に疲れつつ、clockのこともあってストレスが溜まっているのかもしれない。

右手に持つコーヒーは、すっかり冷めてしまった。

リベラ「どうしたらいいんだろ...」

そう呟いても、返事をする人はいない。

どこか急に虚しくなってきて、ぐいっとコーヒーを飲み干す。

リベラ「もう寝よ。」

そう言って中に戻ろうと体の向きを変えた...









瞬間。





「おいリベラ。」



聞き覚えのある声。







その声を聞いた瞬間に、私は助けを求めるように駆け寄った。


リベラ「リニャーノ_____!!!!!」



バルコニーの柵の上にそっと立っていたリニャーノは、私を見て微笑み、唇に人差し指を置いた。

ユラス「今は気配を消しているがいつラサゴベアに気づかれるやもわからん。逃げ出すぞ。」

リベラ「え?」



突然爆弾発言をされる。




リベラ「逃げ出す?ってどこに!」

するとリニャーノはバサッと翼を広げて言った。



ユラス「私が気配を消さなくてすむどこかだ。」


そう言った瞬間私はリニャーノに抱き抱えられ、飛び立ってしまった。


リベラ「えぇぇぇええーーーー!?」

ユラス「大人しくしろ。飛びにくい。」


リニャーノは柵から飛び降り、私を抱えながら空を飛んだ...

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時雨 - fruitさん» レス、ありがとうございます。完結するのを気長に待っていますので焦らず自分のペースで頑張ってください! (2018年3月18日 12時) (レス) id: cfbfe7e2cd (このIDを非表示/違反報告)
fruit(プロフ) - 時雨さん» うわぁぁぁぁぁありがとうございます!!!とっても嬉しいです!!!最近はpart1の方を書き直していて...あまり更新できていませんが、必ず完結させるので、どうか応援よろしくお願いします!! (2018年3月18日 7時) (レス) id: 11b9204b96 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 物語構成やキャラクターの設定がとてもしっかりしていて読み易いです!ファンタジーのオリジナルで200話以上いくのは凄いと思います。自信を持ってください!応援してます(`・ω・)ь (2018年3月17日 21時) (レス) id: cfbfe7e2cd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:fruit | 作成日時:2018年2月10日 1時

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