第243話 ページ7
リベラside
会議が終わった。
私は涙が出そうになるのを何度も必死にこらえた。
今はすべての国王が退出した会議室を掃除している。
3時間みっちり話し合われた結果...
アリオンの非公開王女は
この星に存在させるわけにはいかない、と
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サカエ・ユキマに協力を頼み
地球に幽閉することで仮決定となった。
地球に送り込むだけでは、操れもしない魔力が万が一復活した際に地球全体が混乱しかねない。
そこで、誰もいない土地に幽閉すれば、魔力が暴発しても、被害は非公開王女ただ1人のみとなる。
静かに、
行ったこともない星で
誰にも知られず
消えてもらおうというわけだ...。
一旦この案は各国に持ち帰られ、それぞれの国で練り直し、再度集結。
主要国で再び深く話し合った後に、clock総会で提案。
最終合意に持っていく、という流れ。
アリオン国王が生まれる前に
非公開王女の魔力が完全復活する前に
地球へ送り込まなければならない。
...事は急がなければならない。
というわけで、定例会議だけでは到底間に合わないため、近々再び主要国会議が開かれ、その後すぐにclock臨時総会が開かれる。
そういうことなら...
私も黙っちゃいない。
私のするべきことは
裏clockを潰すことよりも...
魔力を完全復活させること..!!!!!
いち早く魔力を完全復活させて
この国を抜け出し
アリオンに帰ること...!!
なのだが。
魔力を復活するということは
リベラ「母様...父様...」
ミーク「ん?リベラ、なんか言った?」
リベラ「あっいや、すいません、独り言です。仕事に集中しますね。」
脳裏に蘇る
痛ましい事件
私は
魔力を使っちゃいけない
今度は誰を傷つけるか
何を失うか
魔力を復活させる以外に方法はないの...?
幸い、というべきか
何故かはわからないが
ラサゴベアとアルジャーノンは、私の身分と、私が今ファナッカにいることを教えていない。
...まあ魔力が少し戻ってきていることはさすがに言ったみたいだが。
これをどうにか利用できないか...
正体がバレていないことを...
正体...
正体...
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リベラ「あ...」
私の正体を知っている人がもう1人いるではないか
会議にも出てきた…
ユラス・リニャーノ
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時雨 - fruitさん» レス、ありがとうございます。完結するのを気長に待っていますので焦らず自分のペースで頑張ってください！ (2018年3月18日 12時) (
レス) id: cfbfe7e2cd (このIDを非表示/違反報告)
fruit(プロフ) - 時雨さん» うわぁぁぁぁぁありがとうございます!!!とっても嬉しいです!!!最近はpart1の方を書き直していて...あまり更新できていませんが、必ず完結させるので、どうか応援よろしくお願いします!! (2018年3月18日 7時) (レス) id: 11b9204b96 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 物語構成やキャラクターの設定がとてもしっかりしていて読み易いです！ファンタジーのオリジナルで200話以上いくのは凄いと思います。自信を持ってください！応援してます(`・ω・)ь (2018年3月17日 21時) (レス) id: cfbfe7e2cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fruit | 作成日時：2018年2月10日 1時
