第239話 ページ3
リベラside
会議が始まって1時間が経過した。
ここで休憩に入ったようで、私はラサゴベアにドリンクの追加を頼まれ、最寄りの給湯室で飲み物を作っている。
ここまで特に裏の話はナシ、と...。
裏clockが本来の目的とはいえ、やはり表の業務もしっかり行っているようで、各国の援助の話や今後の方向性などがしっかり話し合われていた。
ここまではラサゴベアが話を仕切っていた。
今日は裏の話はするのだろうか...
この1時間で、表の業務についての話は終わったような感じであった。
リベラ「あ...。」
考え事をしながら作業していたせいか、思わず量を間違えた。
リベラ「やり直し...。」
シンクに作った飲み物をザーッと流し、新しいカップを手に取る。
はぁとため息をつきながらさっきと同じ作業を繰り返していると、給湯室のドアが開いた。
リベラ「...!」
入ってきた人はハリスさん。
やはり、と言いながら私の方に向かってきた。
ハリス「ラサゴベア様はいつも会議の休憩にドリンクをお頼みされるので、ここにいると思いました。」
リベラ「そうなんですか...。」
ハリス「私はラサゴベア様のお父上の役でしてね。前国王もそうでした。」
ファナッカの前国王...。
そういえば知らないな。
あとで調べておこう。
ハリス「ところで、無線の状態はどうですか?」
リベラ「はい、よく聞こえます。ありがとうございます。」
ハリス「それはよかった。それが知りたかったんです。では、お邪魔しました。」
彼はそれだけ言って、給湯室を出ていった。
やっぱり無線がバレていないか心配か...。
ドリンクを持っていく時も国王たちに要注意だな。
そんなことを考えながら、やっと完成したドリンクを持って給湯室から出た。
ーーー10分後。
私が会議室の隣室に着くやいなや、会議は再開された。
まずラサゴベアが口を開く。
ラサ「各国の協力については充分話し合えたように思えますが…。まだ話しておきたい事項はございますか?」
「いや、特には。」
「充分でしょう。」
各々が返事する。
残り時間はまだ約2時間ある...。
ということは...!
ーーーー期待していたキーピング・アルジャーノンが口を開く。
アル「では、そろそろ本題入っても良いか?」
___本題...
ついに
ついに
ラサ「そうですね。アリナレオンバートの話に入りましょうか。」
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時雨 - fruitさん» レス、ありがとうございます。完結するのを気長に待っていますので焦らず自分のペースで頑張ってください! (2018年3月18日 12時) (レス) id: cfbfe7e2cd (このIDを非表示/違反報告)
fruit(プロフ) - 時雨さん» うわぁぁぁぁぁありがとうございます!!!とっても嬉しいです!!!最近はpart1の方を書き直していて...あまり更新できていませんが、必ず完結させるので、どうか応援よろしくお願いします!! (2018年3月18日 7時) (レス) id: 11b9204b96 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 物語構成やキャラクターの設定がとてもしっかりしていて読み易いです!ファンタジーのオリジナルで200話以上いくのは凄いと思います。自信を持ってください!応援してます(`・ω・)ь (2018年3月17日 21時) (レス) id: cfbfe7e2cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:fruit | 作成日時:2018年2月10日 1時