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第248話 ページ12

リベラside


ミークは、テーブルの上にあったカップを手に取った。

そのカップは、私がリニャーノと会う前に飲んでいたコーヒーが入っていたものだ。

ミーク「寝る前にこんなもの飲むからだよ。明日も早いんだよ?」

彼はカップについていたシミで、中にはコーヒーが入っていたことがわかったようで、呆れ顔をしながら私にそういった。

リベラ「はい。もう寝ようと思います。」

ミーク「そうしようそうしよう。」


私がバルコニーから中に入ろうと歩き出すと、ミークは咄嗟にドアを開けてくれた。

お礼を言いながら、ドアを抜けて中に入る。

やはり室内は暖かい...。



ミーク「リベラの部屋はあっちだよね?男子部屋は反対方向だから。じゃあ。」

リベラ「はい。おやすみなさい。」


私はぺこりと頭を下げた。

ミークが部屋に戻ろうと歩き出した。

私も頭をあげて部屋に戻ろうとした。



と思った矢先。



ミーク「あぁ、リベラ。」

リベラ「はっはい!」

突然呼び止められて、大きめの声を出してしまった。

慌てて口を塞ぐ。



ミークは数秒何かを考えた後、やっぱりいいや。と言った。

リベラ「...?」

ミーク「ごめんごめん。おやすみ。」


私が困惑した顔をすると、ミークはそう言って今度こそ部屋に帰ってしまった。


彼の背中が遠くなったことを確認して、私も部屋に戻った。

ーーーーーーーー
部屋に戻ると、案の定マイノはもう寝ていた。

マイノを起こさないようにそっと着替えて、ベッドに入る。

いきなりどっと疲れがこみ上げてきて、すぐに眠りにつけそうだった。


私は照明を消し、瞼を閉じる。




すぅーーーっと夢の中に入りそうな瞬間、ふとあることを思いついた。





ーーーミークはなんであんな遅い時間まで起きていたんだろう..。

仕事が終わる時間は一緒だったはずなのに...。





一瞬ちらついたそんな考えはすぐに消えていき、いつの間にか眠りについた。




眠りから覚めると、もう翌日の朝だった。

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時雨 - fruitさん» レス、ありがとうございます。完結するのを気長に待っていますので焦らず自分のペースで頑張ってください! (2018年3月18日 12時) (レス) id: cfbfe7e2cd (このIDを非表示/違反報告)
fruit(プロフ) - 時雨さん» うわぁぁぁぁぁありがとうございます!!!とっても嬉しいです!!!最近はpart1の方を書き直していて...あまり更新できていませんが、必ず完結させるので、どうか応援よろしくお願いします!! (2018年3月18日 7時) (レス) id: 11b9204b96 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 物語構成やキャラクターの設定がとてもしっかりしていて読み易いです!ファンタジーのオリジナルで200話以上いくのは凄いと思います。自信を持ってください!応援してます(`・ω・)ь (2018年3月17日 21時) (レス) id: cfbfe7e2cd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:fruit | 作成日時:2018年2月10日 1時

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