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第75話 ページ35

No side

静寂が続く中

それはとうとう破られた。

そのきっかけとなったのは







レナ「はぁぁぁぁ!?」

レナの叫びだった。

キリト「リベラ様はお任せください。」

レナ「お任せくださいぃ?あなたリベラの何を知ってるのよ!」

キリト「リベラ様とは、お生まれになった頃からの付き合いですので。」

レナ「ここまで来て数分で帰りなさいって!」


キリトが柄に合わず意地になって言い返してしまい、口論になる。


取り残されたリニャーノとミオは

ミオ「どうも...。クオテム国王子のミオです。リベラとは、仲良くさせてもらってて・・・」

ユラス「だそうだな。」

気を使って話題を見つけるのに必死なミオと、冷静なリニャーノ。

リベラのことなんか忘れて、リベラの部屋の前で4人は立ち止まったままだった。



そろそろ場をまとめるか...とリニャーノが1歩踏み出した。







その瞬間。


ルナナ「キリトさん!!!」






そこに突然、ルナナがキリトの元へ駆け寄ってきた。

とても急いでいる様子で、レナとミオには気づいていないようだった。

ルナナ「キリトさん、大変です!」

彼女には、先程キリトがマナを避難させるよう指示したはず。

それなのにここに走ってきたルナナに、キリトは驚いていた。

キリト「ルナナ...?マナ様は」

ルナナ「それが・・・」





マナ様が倒れた。

そう言いかけてルナナは声を止めた。



彼女の目は

しっかりとミオとレナを捉えていた。




ルナナ「お二人は...ミオ...様と、レナ...様?」

キリト「ルナナ」

ルナナ「なぜここに・・・!!」

キリト「ルナナ。」

状況が飲み込めず、目を見開いて困惑するルナナを、キリトが制止した。

ルナナは、ハッとして我を取り戻した。

キリト「話はあとで。どうしたんですか?」

ルナナ「あっ...はい!それが...大変なんです!!」

キリト「何が?」

ルナナ「マナ様が・・・倒れられたんです!!」





ルナナがそう言った途端、キリトは頭が真っ白になった。


キリト「え...?」

ルナナ「意識がなくて...ベッドにはお運びしたのですが、息も荒く・・・」



「あ゛あ゛あぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」






ルナナがキリトに詳細を説明していると

それを遮るように、突然悲鳴が聞こえてきた。

キリト「っ!?」






その声の主は、誰が聞いてもわかる。







叫び声を上げたのは


確実にリベラだった。

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fruit(プロフ) - アリスティーナさん» 嬉しいコメントありがとうございます!!こんな昔の作品を掘り起こして頂いて、しかもそんな素敵なお言葉ありがたい限りです...少しずつ暇を見つけながらまだまだ修正していく予定ですので、もっと上手くかけるよう頑張ります。コメントありがとうございました! (2021年6月1日 17時) (レス) id: 9e79a81734 (このIDを非表示/違反報告)
アリスティーナ(プロフ) - 面白いです!!!!書き方教えて頂きたいくらいです!! (2021年5月31日 12時) (レス) id: c1ac6cc63c (このIDを非表示/違反報告)
fruit(プロフ) - あいさん» お返事遅くなってしまい申し訳ありません...!とても嬉しいお言葉、本当にありがとうございます!少しずつ直しておりますので、もっと素敵なお話にできるよう頑張りたいと思っております。どうぞこれからもよろしくお願いします! (2021年2月27日 4時) (レス) id: b2a1d0f311 (このIDを非表示/違反報告)
あい - 素敵な話ですね (2021年1月19日 17時) (レス) id: 1883dbefc1 (このIDを非表示/違反報告)
fruit(プロフ) - 月夜桜さん» おおーーありがとうございます!とても嬉しいです!! (2018年1月14日 19時) (レス) id: 1c29b9fd37 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:fruit | 作成日時:2016年8月11日 0時

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