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「戻るまでに溶けへんかな、これ」
『どうだろ。でも戻るくらいにちょうどいい感じのやわらかさになってるんじゃない？』
あー、たしかにって呟きながらアイスの入ったビニール袋とリュックを自転車のカゴに突っ込んで、サドルに跨ってAが後ろに乗るのを待つ。
後ろに少し重みを感じたら、今度は何も言わんでも腰に腕が回ってきて、それだけで高鳴る俺の鼓動。
いつもより確実に速くなってる心臓の音を自分でも感じながら、Aに伝わってませんようにって思いでペダルを踏み込んだ。
コンビニから堤防までの道のりは、やっぱりあんまり涼しくなかったけど、さっきよりはちょっとだけ風を感じれたような気がした。
「ん、どーぞ」
『ありがと、いただきます』
半分に割ったアイスを渡すときに一瞬だけ触れた手と手。
秒数にしてしまえば1秒にも満たへんような、そんな些細なことでも跳ねる自分の心臓がおかしく思えてくる。
Aの予想通り、アイスはちょうどいいやわらかさになってて、ほろ苦いような、甘いような味が口の中に広がった。
堤防に腰を下ろして横並びでアイスを食べてる俺とA。
目の前に広がってるのは海。
隣に座ってるのは気になる女の子。
ああ、俺今めっちゃ青春してるやん。
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ピッコ(プロフ) - ふーさん» ふー様ありがとうございます！楽しんでいただけていたならそれだけで嬉しいです！また他のメンバー分が出来ましたらお知らせいたしますので、そのときはよろしくお願いいたします！ (2020年5月20日 23時) (
レス) id: f63223c9ab (このIDを非表示/違反報告)
ふー(プロフ) - 一旦の簡潔おめでとうございます！そしてありがとうございます！道枝くんのお話切ない〜〜〜〜〜〜〜！！！！！と思いながら読んでました。もし他4人分も読めたら嬉しいです！その時を楽しみにしてます！ (2020年5月20日 11時) (レス) id: e56b2f351e (このIDを非表示/違反報告)
ふー(プロフ) - 長尾くんとの恋が甘酸っぱくてキュンキュンします！！！＞＜もし7人分最後まで書いて貰えるなら、最後まで楽しみにしてます！！！！ (2020年4月29日 21時) (レス) id: 027a286ac5 (このIDを非表示/違反報告)
ピッコ(プロフ) - ふーさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけてすごく嬉しいです！続きも楽しんでもらえるように頑張りますのでこれからもよろしくお願いします！ (2020年4月28日 0時) (レス) id: f63223c9ab (このIDを非表示/違反報告)
ふー(プロフ) - めちゃくちゃ面白くて一気に読んでしまいました！！！！丈くんのお話読みながら、じょーーーーーー！！！って叫んじゃうし、長尾くんのキュンキュンするし、続きがとっても楽しみです！！！ (2020年4月27日 23時) (レス) id: 027a286ac5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピッコ | 作成日時：2020年4月7日 23時
