どうせ今だけ【月島蛍】 (ページ6)

今日:675 hit、昨日:664 hit、合計:11,183 hit

6 ページ6

月島「君中学何部なんだっけ？」

「バスケですけど」

影山「それでか？」

「はあ？」

月島から出てくるであろう言葉だと思っていたが隣にいる影山から出てくるとは思わなくて思わず強い口調が出てしまった。いや、私は合ってる。

日向「おい、失礼だぞ！」

「まじ失礼」

月島「ふっ笑王様に思われてるんじゃあもうどうしようもないね」

月島がいう王様は多分影山のことなんだろうけどなんでそうやって呼ばれているのかなんて今はどうでもいい。

影山「そういうつもりで言ったわけじゃねぇ」

「遠慮しなくていいんだよ影山ｸﾝ。うちらの仲じゃん」

さすがの影山もまずいことを言ったと自覚し始めたのか焦りが見えてきた。逆になんで今の今までまずいことだと思わなかったのが不思議だ。

「もう1回小さい(その言葉)言ったら二度とバレーできない体にしてやる」

影山「…うす」

月島「あらら、言い負かされちゃった」

私に負けた影山を見た月島はいかにも残念そうな顔をして私のことを見下ろす。こいつは私が影山に負けるところを見たかったようだ。だがこちらにもプライドってもんがあるから負ける訳にはいかなかった。