どうせ今だけ【月島蛍】 (ページ41)

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その日の部活動の時間。いつも通りの時間に来て、窓を開けて換気していると、菅原先輩が月島になにか話していた。

それを聞いた月島は、は！？と大きな声を上げて菅原先輩に抗議していたがしばらくしてしょうがないとでも言いたげな表情になった。
一体、何を吹き込まれたのやら。

まあそんなことはどうでもいい。私は早く好きというのが何なのか考えないといけない。ここは、いつも清水先輩に愛を伝えている田中先輩に聞くのがいいだろう。

「田中先輩！」

田中「おおどうした、Aよ」

「あの、好きってどういうことですか？」

田中「好きがどういうことか、だって？良くぞ俺に聞いてくれた！好きってのはなこう、毎日会いてぇって思うやつのことだよ！それがまさに潔子さん、」

なるほど、毎日会いたいって思う人のこと。最後の方田中先輩は上の空になっていたので放っておいた。

好きってことは、相手の事を気づいたら考えてて目で追ってしまうことと、毎日会いたいって思ってしまうことか。

うーん、月島はそうなのかな？私のこと……いややめよう恥ずかしい。