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「えっと、昨日頭打ったあと保健室で私が起きるまで月島待っててくれたんですよ」
菅原「おお、月島もやるなぁ」
「それでその帰り、そのー、キス…されまして」
うわ、これ自分で言うとクソ恥ずかしい。
菅原「きゃー!!!!」
「ちょ菅原先輩うるさいです!!」
菅原「ああごめん。で?で?」
「それで告白されまして、私は好きっていう気持ちが分からないからまだって答えたんです。それで今です」
菅原「……なあるほどねぇ」
菅原先輩は私の事をじっと見る。
菅原「ドキドキした?」
「?いえ」
菅原「じゃあこれは?」
菅原先輩は私の手をぎゅっと握ってくる。
「ドキドキはしますけど、それ以上でも以下でもないです」
菅原「……そこまできっぱり言われると俺がキツイ」
「すいません」
菅原「でもこれが月島だったら?」
「分かんないです。やられた事ないから」
菅原「なるほど。じゃあ俺と今手を繋いだときの気持ち覚えとくといいよ」
「あ、はい!」
すると昼休みを終わりを告げるチャイムが鳴り響いた。それと同時に菅原先輩は勢いよく立ち上がる。
菅原「俺のやれることはここまで!じゃまた放課後!」
「ありがとうございました!」
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作者名:らう | 作成日時:2024年3月25日 15時