どうせ今だけ【月島蛍】 (ページ18)

今日:673 hit、昨日:664 hit、合計:11,181 hit

18 ページ18

謝ったものの、月島は足を絡めてくる。

「ちょ、つっき」

月島「なに、てかその呼び方止めてくれる」

ヒートアップしていく行為に私は声を殺すことしかできない。
月島の大きな手が私のお腹に巻きついてくる。もう一方の手で口を塞がれる。

月島「はー、君抱き枕に、丁度いいね」

と、しまいには私の首元に顔を埋めてきた。
短い髪の毛が擽ったくて身を捩ってもお腹に手が巻きついているから私は身動きをとることさえできない。

すると、すーすーと規則的な寝息が聞こえてきた。

「う、嘘でしょ……」

こいつ、寝やがった。

朝起きてこの状態だったらどうするんだよ！！と内心思いながらも私は人の温もりに安心して眠るのであった。

朝日で目が覚める。頭の上に置いてあるスマホを取って時間を確認するとまだ5時だった。

やっぱり環境が変わると人って寝られないんだなあと思いつつ、重い瞼をまた閉じて2度寝した。

そして、もう一度目が覚めた頃には周りににやにやした先輩方が。

なんだなんだと思いじーっと見つめてるが、まだ眠いのか私の瞼はまだあげられないので目を瞑ったまま話を聞いてみることにする。

菅原「月島、Aに抱きつきすぎだろ」

田中「羨ましすぎるだろ月島ァ！！！」

西谷「山口、無言で連写すんのはどうかと思うぞ！」

山口「え、いや、だってレアじゃないですか！こんなの！」

なに、私たち撮られてるのかよ！！

そんなのダメだと思い私は目をバチッと開けた。