どうせ今だけ【月島蛍】 (ページ14)

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菅原「お前ら、またくだらないことで喧嘩してんのかー？」

菅原先輩は階段からひょこっと顔を覗かせてきた。

山口と日向はさっきまで幽霊の話をしていたからか、肩をびくっと震わせた。

「だって月島がビビらせてくるんですよ」

菅原「月島ぁ、好きな子いじめも程々にしないと嫌われんべー？」

菅原先輩はにやにやしながら、肘で月島のことをつつく。月島は嫌そうな顔をして菅原先輩と距離を置く。

月島「は、そんなんじゃないですけど」

日向「えー？月島くん、好きなのー？」

月島「だから違うって言ってるでしょ。菅原さんも変なこと言うの止めてください」

菅原「ごめんごめん、怖かったら俺のとこに来てもいいからなA」

「はい！絶対菅原先輩のとこに行きます！」

菅原「あはは、じゃ3年は風呂入ってくるから。お前らは2年の次だからな。忘れんなよー」

日向「おす！」

そう言うと菅原先輩は荷物を片手に風呂場へ向かって行った。

影山「ほんとにお前菅原さんのところ行くのか？」

「当たり前じゃん。あんなこと言われたら行くしかないでしょ」

山口「なんて言うか、Aも肝座ってるね」

「え？どゆこと？」

月島「まあたしかに笑」

日向「おい！Aの悪口言ったのか！」

「えそうなの！？」

山口「いや違うよ！！！」