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#26 ページ26
“Aには好きな人がいる”
そう流星くんに言われてからずっとそのことが気になっている
貴：はぁ...
夢：なに？悩みごと？
貴：ねぇ、夢莉はどうして小瀧くんのことが好きってわかったの？
夢：ううん...気づいたら好きやってん
貴：好きってどういうもの？
夢：難しい質問やな(笑)ううん...ずっとその人のこと考えててその人が他の女子と仲良くしてるのは嫌って思ったらそれが好きなんやない？
貴：ずっと考えてるのか...
夢：なんか流星くんに言われた？
貴：うん...私には好きな人がいるって
夢：そっか...私にもそう見えるで
貴：そうなの？
夢：うん。自分でいっぱい悩んで気づいたらええと思うよ。そんなに焦ることはないで
貴：うん。頑張る
夢：あんまり悩み過ぎるのはよくないからね？
貴：うん、ありがとう夢莉
夢莉に相談してよかったななんて思いながら授業を受けた
授業中消しゴムを落としちゃって重岡くんに拾ってもらったとき消しゴムに紙がはさまっていた
“流星と話できた？”
重岡くんにはまだ話してなかったなと思って紙に返事を書く
“ちゃんと話してお別れしたよ。相談に乗ってくれてありがとう！！”
手紙を重岡くんに返すと重岡くんは手紙を読んでこっちを向いた
“よかったな”
そう重岡くんは口を動かした
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作者名：あみフラペチーノ
| 作成日時：2019年5月26日 20時
