見た目と中身 (ページ37)

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大ちゃんの家にお世話になり始めてから家にはめったに帰らなくなり

家に帰る時も大ちゃんについてきてもらって家で一日過ごすことはなくなった

大ちゃんと一緒にいる時間が増えるにつれて大ちゃんへの気持ちが大きくなっていく

その代わり学校の女子からの嫌がらせも増えていった

貴：また...

席に着けば大量の悪口が書いてある紙が入ってるのは最近の恒例になっていた

いつも大ちゃんにバレないようにするの大変なんだけどな

なんて思いながらバッグに紙を詰め込んで授業に入る

休み時間トイレに行き出ようとすると外から出られないように抑えられていて

貴：出して！！

そう叫んでいると上からビシャーっと水をかけられた

女1:重岡くんに近づかんかったらこんな目に遭わんくて済むのにな！！

女2:重岡くんやってあんたのことなんか面倒な奴やって思ってんねん！！

女3:せいぜい飽きられんように頑張るんやな！！

そう言って女子たちは去って行った

貴：どうしよう...

トイレから出られるようにはなったけどびしょ濡れだからここから動けない

授業が始まるチャイムが鳴った後も動けずにいると

大：Aー、トイレにおるー？

大ちゃんがトイレの入り口まで探しに来たみたいだ