大毅くん→先生

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話し込んでいるとあっという間に2時




大:もうこんな時間かぁ…。俺、これで仕事終わりやねんけど車乗ってく？




貴:先生と生徒だからダメなんじゃない？




大:もう誰もおらんしバレへんやろ！それに
Aの家も把握しておきたいし！！




貴:いいのかな？




大:問題無いやろ！ほら、行くで！




私の手を取ってずんずん進んでいく大毅くん




後ろから見る背中は昔よりも大きくなっていた気がした




大:助手席乗り




貴:うん




昔の自分だったら大毅くんの車に乗れるなんて夢にも思ってなかったな…



なんて思いながら助手席に乗る




大:家、どこ？




貴:〇〇町の〇〇マンション




大:えっ！？俺も今日からそこやねん！何号室？




貴:825号室




大:あ、隣やん。俺、826号室やねん。偶然やな。




貴:そうだね。




大:じゃあ案内してもらおうかな




貴:任せて




大毅くんに道を案内しながら話す




大:そういえばAはもう関西弁話さへんの？




貴:昔は使ってたんだけど…標準語に慣れちゃって。そのまま流れで





大:Aが引っ越した時はまだちっちゃかったからなぁ




貴:そうだね。あれから9年経つし。




大:最初、学校でA見た時びっくりしたんやで？




貴:なんで？(笑)




大:資料見た時にAかなー？って思っててんけど実際会ったらお姉さんになってたから




貴:そりゃなるでしょ(笑)もう16になるんだよ？




大:そうやねんけどさぁ(笑)あ、着いたで




貴:ありがとう




車を降りて部屋の前まで一緒に行く




大:あ、連絡先教えとく




貴:そうゆうのっていいの？




大:濱田先生が言ってた




濱田先生っていうのは保健室の先生




大毅くんと同じ関西人だし気があったのかな？




貴:そっか。濱ちゃんが言うなら。




大:濱ちゃん！？




貴:みんなそう呼んでるの




そう言って連絡先を交換する




大:そっか。なんかあったら連絡しろよ




貴:そっちもね。




大:じゃあまた明日




貴:うん、明日




久しぶりに会って緊張してるはずなのに普通に話せてる自分に驚いた

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