砂色の歯 ページ18
...
｢�牴亰��瓩�｣
｢おい見ろあいつ、傷だらけだぜ｣
｢あれでよくやるなァ｣
｢１００回いったか？｣
｢８０は確実だぜ｣
廊下を歩いてると、嫌でも耳に入る
ここの船の奴らのおれの話。
逸らしたくてもどこにでもある
おれを見る目。
｢...！｣
頭がぐらぐらして、仕方ねェ。
ロクに食べず、寝ずに、...
(何日たったかもわからねェ)
このグランドラインで、
おれでも分かるぐらいおれは、
強くなった。そう思ってた。
仲間達と一緒に。
あいつらはおれがこうやって
モタモタしてる間にも
地下牢に閉じ込められてるってのに、
｢あいつの仲間は？｣
｢それがずっと飲まず食わずなんだと｣
｢�爛─璽垢論簑丱Г泙箸發某�べてもねェだろうからおれらも食べねェ�瓩箸�｣
ぎゅっとその声に
拳を握りしめたその時だった。
箒を握ってたいかにも新米そうな奴が
黄色くなった歯を見せてにやにや笑った。
｢ケへへ、聞いたかよ今の？｣
｢麗しい仲間魂だこって｣
｢あんな船長持っちまったらとんだ苦労人だぜ｣
｢...！！！｣
ブチッと頭の中で何かが切れて、
ガン！！とそいつの顔のすぐ横に
拳を殴りつけた。
カラン、と箒が落ちる。
｢ッひ！？なっ、何しやがる！！｣
｢おれの仲間を馬鹿にしやがって...！！｣
｢...！！｣
舌打ちして立ち去ろうとした時だった、
後ろにゾワッと気配を感じて振り返ると
そこにはもう一人、おれに目掛けて
箒を振りかざす奴がいた。
｢ウワアアア！！｣
そいつの叫ぶ顔がスローに見える。
頭がぐらぐらする。
おれは咄嗟に手を伸ばして、
そいつの箒を掴んだが、
｢ッ！？｣
ズキン！！と手にできた傷が開いて
ボオッ！！とそいつの箒が燃えた。
｢ッあつ、｣
途端そいつは自分の後ろにそれを投げて。
｢、！｣
全てがスローに見えた。
そいつの後ろの壁には、
(サクラ、)
見たことねェ程綺麗な絵があった。
箒が壁にあたった瞬間、
その火が燃え移って、おれが咄嗟に
全部の火を吸収したときには、
その絵は跡形もなく消えていた。
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Kanae(プロフ) - 珠莉さん» 書き方や自分のお気に入りの言葉回しに注目して頂けたり、共鳴してくださった時が1番嬉しいです.......ありがとうございます。またゆるゆると戻ってきましたので、是非今後もゆっくりとよろしくお願いします (2020年1月30日 3時) (
レス) id: 5290a66d68 (このIDを非表示/違反報告)
Kanae(プロフ) - ヴィジリアさん» わああ嬉しいです、此度の作品は何十年かかるんだと本気で懸念しつつマイペースに書いていきます.......（笑） (2020年1月30日 3時) (レス) id: 5290a66d68 (このIDを非表示/違反報告)
Kanae(プロフ) - いささん» お待たせしすぎてしまい、申し訳ない思いを通り過ぎもはや自分に対する呆れの感情でいっぱいです、（笑）気付いたら2年が経ってしまっていました.......。またゆっくり更新し始めると思.......願います！ (2020年1月30日 3時) (レス) id: 5290a66d68 (このIDを非表示/違反報告)
珠莉(プロフ) - Kamaeさんの言葉の持っていき方、表し方がほんとに好きで前作何周もしてます！！今作もすごく物語に引き込まれます…！！大好きです！続きいつまでも待ってます！無理せず頑張ってください！！！！ (2018年7月26日 11時) (レス) id: bd338d9f04 (このIDを非表示/違反報告)
ヴィジリア(プロフ) - 前作から引き続き読んでいる者です！今回のお話もとても面白いです。更新、待っていますね！ (2018年6月23日 18時) (レス) id: 93a99db6fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kanae | 作成日時：2017年6月25日 11時
