ずっと【短編集】

女の子の日__ ２ ページ6

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「はぁ……あのなぁ、よく聞き？女の子の日の痛みなんて男の俺にはわかるわけない。出来ることならその痛みを俺が代わってあげたいけどそうはいかんやろ？」

そう言いながら坂田くんはわたしを座りながら抱っこしておでこを合わせてくれる。
あ、待ってこれ結構好きかも……。坂田くんの体温がもろに伝わってきてすごく暖かい。安心する

「やから、Aが少しでも楽になれるように俺は俺ができることをしたいんよ、たとえ俺が疲れて寝てたって起こしてくれて構わん。仕事の打ち上げとかで夜帰るのが遅い日だって一言連絡してくれれば直ぐに帰る。やって大切な彼女が俺が一生味わうことの無い痛みで苦しんでるのにぐーすか寝てる彼氏なんて、遊び呆けてる彼氏なんてそんなん俺が許せへんわ。Aは人に頼らなすぎや。遠慮はなしって付き合う時に決めたやろ？もっと俺を頼ってえや、な？」

ここまでの満点回答をくれる彼氏なんて世界中探したって坂田くんしかいないんじゃないだろうか、まさかこんなに素敵な答えをくれるとは予想していなかったから、感動で涙が止まらない

「んぅ、あり、がとう。じゃあいつもみたいにお腹撫でて、寝るまでお話してくれる、？」

「んふ、もちろんやで」




───女の子の日の痛みに耐えられなくなってしまった女の子お話

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