すきなもの __3 ページ3
「俺さ、好きな人がいるんだ」
ズキン。知りたくないよそんなこと。
「その子はさ、俺の親友って呼べる奴と仲がよくて、キャラが定まってなかったり、時々あほな発言したり、かわいくなったり、とにかくすげえんだ。」
そんな風に愛しい子を見るような目で話さないで。その目に宿った熱は誰に向けられているの?わたしじゃない誰かでしょ、ならそんなのみたくない…!
「も、いい…もうなにも言わないで。つらい嫌だ聞きたくない!!!!!」
「なんで、ちゃんと最後まで聞いてよ。Aだけ言いたいこと言うのはずるい」
それを言われてしまえばおしまいだ。黙って聞くしかない。
「わかった、」
「ん、でな俺はその子がずっと親友のことが好きだと思ってた。だからなにもできなかったし自分の気持ちに蓋してた。でも今まさか告白されちゃうなんてなぁ」
ははっというような笑い方をするうらたくん。まって、今告白された?そんなこと言われたら期待しちゃうじゃん、
「ねえA。俺はAが好き。俺と付き合ってくれませんか?」
そんなの、答えは一択に決まってるじゃん。
「っ、勿論、です…!」
__教室には二人の笑い声が響いたとさ、勘違いや早とちりはほどほどに
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屑駕(プロフ) - がや。@こたぬラさん» ありがとうございます!嬉しいです! (2020年5月25日 2時) (レス) id: accc8317ba (このIDを非表示/違反報告)
がや。@こたぬラ(プロフ) - はつこめ&いちこめ失礼致します!なんかもう “はわぁ〜” ってなりました!(語彙力ぅ)めっちゃ好きです!これからもガンバです! (2020年4月10日 18時) (レス) id: c172b12d8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:屑駕 | 作成日時:2019年3月10日 1時