幼なじみと両片想い 2 (ページ10)

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菅原さんページ10

月島said

１日何も頭に入ってこないまま

昼食も食べずに

部活の時間が来た

ｶﾞﾗﾗ……

月島「こんにちわ」

田中さんと西谷さんがびっくりしたような何か言いたそうな顔でこちらを見てきた

日向「お、おい！月し((影山「月島!!!」

!?

まさか王様が最初に声かけるなんて思ってなくて驚いた

でも、今はそんな驚きもすぐに覚める

影山「おまっ、A！どうしっ！」

言いたいことがまとまらず途切れ途切れ話す王様

そんな影山を横目に菅原さんが一直線に僕の方に来た

菅原「月島、ちょい」

手招きをするような形で出口にたって僕を招いた

――この人には話さなくては

そう思い体育館を出ていく菅原さんのあとを追った

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菅原「……何が、あった？」

突然止まって僕にそう問いかけた

僕に背を向けたまま

表情が見れないから

雰囲気から怒っているようにも

泣くのをこらえているようにも見えた

月島「……Aが、僕のせいで、交通事故に…」

それからゆっくり起きた出来事を話した

途中であのときを思い出してすすり泣きしながら話を続けた

月島「そのっ、せいで、Aがっﾋｸｯ、ｱｧ！」

菅原「分かった、もう分かったから、大丈夫」

僕をあやすように背中を撫でて落ち着かせる

僕は最後に一言こう言った

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月島「ごめんっなさい……」