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宿儺side
宿「A」
「はい!」
小僧から教えてもらったというさっかーをしていたA。
声をかけると満面の笑みでこちらを見た。
会った最初は感情の起伏が乏しかったが今ではこうだ。それほど自分は信頼に足る者なのだろうかと一人優越感に浸ったこともある。
Aは俺の組まれた足にそっと腰掛け、寄り添うように座った。そのまま頭をこてんとこちらにもたれかけた。
じんわりと人の温もりが伝わる。
この時間が一番、何よりも大切だ。
「重たく、ないですか?」
宿「Aは羽のような軽さだからな、気にするな……逆に華奢すぎてどこかへ行ってしまいそうだ」
ぎゅっと彼女の肩を抱き締めた。
くすぐったそうに笑うA。
宿「昔を思い出すなぁ?今は呪霊と魂だけになってしまったが」
Aはどこか恥ずかしそうに俺に告げた。
「もしも私の肉体をあちらで見つけてもじろじろ見たりしないでくださいね?」
宿「そりゃまた、何故」
「きっと私が死 iんでしまったとき、あまり綺麗とは言えなかったでしょう?千年も経ってるんですから、腐敗とかすごいはずですし……宿様の前ではなるべく美しくいたいですし」
Aは着物の襟を少し直して言った。
宿「別に俺はAが居るのならたとえ四肢が欠損していようと愛してみせるぞ?」
「私の気持ちの問題なんです」
少しだけ口を尖らせて意義を申した。
宿「分かった分かった!まぁ残っているとは思わないが……肝に銘じておこう」
そういうとAは安心したように頭をこちらへ優しくすり付けた。
………………なんだか今小僧の姿が見えた気がしたがまぁ切り刻んでおいたので問題はないだろう。
ラッキーカラー
あずきいろ
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うたプリ大好き?(プロフ) - 更新再開楽しみにしています! (2021年1月23日 21時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
緋暮(プロフ) - うたプリ大好き?さん» こんにちは!実は最近塾が忙しくてサボっておりました……すみません……3週間後に学期末テストが入っております……移動時間を駆使して更新頑張りますのであたたかい目で見ていただけると嬉しいです……(この土日はフリーなので更新しますよ!) (2021年1月23日 16時) (レス) id: 593f716ee5 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか? (2021年1月22日 11時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
緋暮(プロフ) - ukaさん» うわあああ〜!!!!ありがとうございます!!!!これからもっと甘甘にしていきますので楽しみにしててください〜!!!! (2020年12月22日 19時) (レス) id: 593f716ee5 (このIDを非表示/違反報告)
uka(プロフ) - 両面宿儺カッコよすぎデス!もっとイチャイチャみたあ!!応援してます!! (2020年12月22日 0時) (レス) id: 7913de20e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:緋暮 | 作成日時:2020年12月20日 10時