２.走る、走る、走る ページ4
風丸side
ただいまの時間は３時５２分。
なんの時間って？
それはもちろん
部活動の時間だ！
五時限授業の今日は帰りのホームルームが早く終わる。それによって部活動の時間がのびる。
FF 雷門戦を来週に控えた帝国イレブンには気合いを入れる良いスイッチになっていた。
そして今は帝国イレブンはトレーニング中である。
ちなみに練習メニューはというと、
・補強運動
・校庭走り込み２０周
・シュート練習 ……などなど。
新生雷門の強みは体力と元気だと考えた佐久間・風丸の作ったメニューだ。
今は校庭走り込み中で、強化委員の俺はゴール地点に立って皆が走り終わるのを観察していた。
風丸「おーい、辺見！！ペース落ちてるぞ！」
辺見「ぎゃぁぁぁぁ鬼ぃぃぃぃ」
風丸「ほら顔上げて！前をまっすぐ見る！」
辺見「うあ″あ″あ″あ″」
その後ろから、赤宮さんが走ってくる。
赤宮さんはゴールの三メートルぐらい先まで走り続け、ランニングコースの内側、皆が走っているコースの邪魔にならないところまで素早く移動し呼吸を整え始めた。
風丸「おつかれ、赤宮さん。昨日よりタイム少し良くなってるよ」
A「わぁ、本当？！」
嬉々とした顔で赤宮さんが反応する。
風丸「試合前にすごいじゃないか」
A「ふっふっふー」
得意気に赤宮さんは笑う。
A「あ、そうだ。あとシュート練習するだけで体力メニューは終わりだよね？」
風丸「うん、そうだよ。どうしたの？」
A「そろそろ陸上部とグラウンド交代でしょ？少し時間が押してるから、シュート練習はサッカーコートでしたらどうかなと提案します」
赤宮さんは手を挙げ、先生に提案するかのように言う。
可愛いなぁ…とおもいつつ、
風丸「そうだな……よし、そうしよう」
A「じゃあ私、陸上部の部長さんに声かけてきますねー」
赤宮さんはそう言って立ち上がる。
風丸「あぁ、ごめん、ありがとう」
と声をかけると、
A「いってきまーす！」
満面の笑みで手を振り、陸上部の部室兼道具倉庫の方へ走っていった。
風丸(……………可愛い……………)
ふいに顔が赤くなった気がして。
隠すようにしゃがみこむと、走り終わった佐久間に
佐久間「なにしてんだよ………」
と突っ込まれた。
ちなみに。最後に走り終わった辺見はこの間(一話で)「風丸と赤宮付き合ってんの？」とちょっかいをかけたことを風丸が怒っていて厳しく指導したと勘違いしていたらしい。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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あずきいろ
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うんち - たぬきっていう掲示板のイナ嫁って名前のスレで晒されてましたよ (2020年12月22日 13時) (
レス) id: 338f37e745 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - とっても面白いです！！頑張ってください！！ (2020年4月27日 17時) (レス) id: b227610430 (このIDを非表示/違反報告)
柊 - 初コメント失礼します!この作品とても面白いですこれからも無理の無いように頑張ってください！後訂正してほしいのですが成神の成の漢字が鳴になってますよ(＞人＜;) (2020年4月25日 13時) (レス) id: b586754433 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神埼緋暮 | 作成日時：2019年12月3日 23時
