北人、慎、瑠唯くん、健太くん ページ9
*
「 ほら樹、戻ってきたよ 」
「 ・・・ 」
「 んな顔してたら
ボクが食堂に戻ったら、いつきが北人と慎に挟まれてた
肘でグイグイつつかれてる
いつものおふざけかな?
でもいつきはつまらなそうなの
「 いつき? 」
「 ・・・おばあと何してた? 」
「 えっと、ね、お皿あらうの、おてつだい 」
「 ふぅ〜ん。 海青、食べたの? 」
「 うん、おいしって・・・ 」
あっ!
「 あ〜あ。バカだね、
「 ほくと? 」
「 ごまかすならもっと上手くやんないと 」
「 まこと? 」
なんで、みんな知ってるの?
ボク、おばあとのヒミツにしてたのに・・・
「 はい、はい、俺達が見てた♪ 」×2
「 ごめんね、
おばあが手をあわせてゴメンナサイしてる
その後ろで瑠唯くんと健太くんがピースサイン
三人はミナミノシマでヒロさんに助けられたって
だからとても仲がいい
みんながホントウのカゾクみたいって言うの
ボクはカゾクを知らないからよくわかんないや
「
意地悪した海青におにぎり持ってくなんてさー 」
「 俺らならいい気味って思うよ。なっ、健太 」
・・・そうなの?
「 ボク、自分がご飯ぬきだとカナシクなっちゃうから
きっとかいせもそうだと思ったの 」
く――――っ!!
あっ、ボクのおなかがなった
「
「 ・・・わすれてた 」
いつきに聞かれて気づいた
ボク、たべてない
「 だろうね、ほら 」
ふきんがかけられたトレーにはおにぎりとおかずがある
「 樹ね、お前が夕食の時間になっても来ないからアチコチ探してたの 」
「 で、いつ来てもいいようにご飯とっておいたんだよ 」
『 なっ 』×2って北人と慎が笑っていつきを肘でツンツン
「 いつき、ごめんなさい。ボク、しんぱいさせた 」
「 ん、いい 」
やっと笑ってくれた
いつきのとなりでごはんをモグモグ・・・おいしい
あっ、これはゼッタイいつきに言わなくちゃ
「 ねぇ、いつき。ボク、かいせとなかよくなれたよ 」
*
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作者名:姫保 | 作成日時:2018年10月20日 0時