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翔平、龍、昂秀、拓磨 ページ11

* 樹 10才 *





「 はあ〜、気持ちいい♪ 」

「 な、潜りっこしようぜ 」

「 だな、誰が一番長くできるか競争だ!! 」

「 お前たちは〜? 」



湯船ではしゃぐ翔平、龍、昂秀、拓磨の4人



「 やんない 」×3



そう答えたのは海青、慎、俺


ツマンナイノー!!って言いながらもブクブク湯の中に消えていった


LDH内でも俺達は下っ端だから風呂に入るのは一番最後


その分、後がつかえることがないからのんびりできる



「 な、ゆきや(・・・)は今日もおばあとだよな 」



海青が俺に聞いてくる



「 だろ 」

「 もう赤ん坊じゃないんだから、俺らと入ってもいいのにな 」



そうなんだ


俺達はチビの頃からヒロさんたちと一緒に風呂に入ってた


頭や体は先輩たちが洗ってくれてたし


一通り自分のことができるようになると、こうして訓練生同士で入るようになった



「 俺、おばあに聞いたことがある 」

「 え? 教えてまこっちゃん 」



ジャバジャバ・・・

海青が慎に近づいてきた



「 おばあはもう年で背中流すのが辛いって

  だからゆきや(・・・)がいないと困るって言ってた 」

「 え? そんだけ? 」

「 ん、そんだけ 」



なんか俺が聞いた理由と違うな


ヒロさんは誰にも言ってないの?


ゆきや(・・・)はセイフのギセイで・・・





*

樹→←陸くん、やましょうさん、壱馬くん、いわしょうくん



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作者名:姫保 | 作成日時:2018年10月20日 0時

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