【ハイキュー】敬語女子から敬語を取るには。【月島 蛍】

真偽* ページ17

Aside

教室に戻ると、クラスの中心グループの男女が噂しているのが聞こえた。


「あのさ、本当は綾菜が月島に告ったらしいよ。」

「あー、それを斎藤が月島が告ったことにしろって言ったんだよな。」


月島くんと、斎藤さんの噂。

聞き流そうと思った。

あの言葉を、聞くまでは。



「ていうか、お互い好きでもなかったって話でしょ？」




雷に打たれたような衝撃だった。



好きじゃなかったの？



…………月島くんは、きっと斎藤さんを選ばないと思ってた。



でも_____



「斎藤さんも、だったんだ……。」



違う。



私の声じゃ、ない。



大好きな大好きな、あの声だ。



「月島……く、ん。」



呟いた声が、届いたなんて解らない。



「本当か嘘か、わかんないけどな。」



全てを断ち切った、男子の声。



そう。本当かもしれないし、嘘かもしれない。



斎藤さんの本当の気持ちを知ってるのは、斎藤さんだけだ。


それを、聞きに行くなんてできないけど。



「……朝から暇だね。」


「ツッキーの噂だよ！？止めなくていいの！？」



月島くんと山口くんが話してる。


中心グループの話題も変わる。


私も、あやのに話しかけに行く。



変わりそうで変わらない日々を、日常を。



「あやの〜、駅前にケーキ屋さんが──。」



私は今日も繰り返すだけ……なの、かな？



……♪……♪……♪……♪……

カノンです！

短くてすみません！！

敬語女子で、初めて書いた話ですが……おかしな点などあれば、コメント欄にて教えてくだされば幸いです！

で？*→←よろしくお願いいたします。

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