# ◯ ページ6
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side : Ryohei.A
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頭の中で宮近の言葉が何度もリピートされる。喉まで上がってきた感情も言葉も吐き出すことは出来なくて、ただただ苦しい時間が通り過ぎていった。静かさが響いた廊下にはフワフワと生温い風が待っていて、肌を伝う汗が気持ち悪い
ラウール「…どういう、こと？」
向井「俺らがAを追い込んだ、？」
深澤「っ、宮近、」
宮近「ふはっ、深澤くんは心当たりでもあるんすか？」
深澤「それは、」
岩本「どういうことだよ、宮近」
宮近「そのままの意味ですよ、Aを追い詰めたのはSnowManの皆さんです」
岩本「だからどういう意味なんだよッ！」
宮近「そうやって、知らないフリして逃げるの醜いっすよ、岩本くん」
岩本「っ、」
宮近「まあ他の皆さんもですけど」
そう言って俺らをジロっと見回した宮近の目に光はなくて、影に覆われ鋭かった。彼の視線と言葉は痛いくらい胸に刺さっていて、熱された空気とは反対に心だけが冷たくなっていく。いつもの様子とは裏腹に、こんなにも敵意を剥き出しにする宮近を見ると怖ささえ感じてしまうな
宮近「もういいですか？俺たちタクシー呼んでるんでもう行きますね、お疲れ様でした」
目黒「ちょっと待てよ、話は終わってねえだろ！」
宮近「…Aのことを俺から話すのはおかしいんだろ？じゃあもう話は終わったよ」
目黒「ふざけんなッ！」
渡辺「目黒ダメだやめろ」
目黒「っ、でも！」
渡辺「ダメだって言ってんだろッ！」
宮舘「翔太、落ち着いて」
この状態にはきっと混沌という言葉がよく似合う。感情のままに怒りをぶつける人、俯いたまま動かない人、どこか遠くを見て涙を浮かべている人、そんな俺たちを置いたまま淡々とここを去ろうとしている人。全てがバラバラだった
『…今日はもうやめよう？俺たちも一旦頭冷やさないと』
宮舘「うん、阿部ちゃんの言う通りだよ」
『宮近も、ごめんねみんな感情的になっちゃって…良かったら近々時間とってもらえないかな？いつでもいいよ、俺たちが合わせるから。全部話してもらいたいんだ、宮近に』
宮近「…話しても未来は変わりませんよ」
『でももしかしたら何か引き留める術が「無理ですよ」っ、』
宮近「Aを守らなかった阿部くんたちには無理です。…じゃあ、お疲れ様でした」
松倉に守られるようにして宮近の後を追うAが、顔を上げて俺たちを見ることはなかった
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のぞみ(プロフ) - 一気読みしてしまいました！更新待ってます！ (2021年6月16日 21時) (
レス) id: 598ee182d7 (このIDを非表示/違反報告)
りな(プロフ) - すごい面白いです！！更新待ってます！ (2020年11月10日 19時) (レス) id: 419554672b (このIDを非表示/違反報告)
玲 - すっごい面白くて、一気見しちゃいました笑続き、めっちゃ気になります！ (2020年10月15日 22時) (レス) id: f20013ee9d (このIDを非表示/違反報告)
あんず - 続き楽しみにしてます！このお話大好きです！ (2020年8月20日 19時) (レス) id: d2e39ffc2f (このIDを非表示/違反報告)
u(プロフ) - 妃茉莉さん» 有難うございます嬉しいです（；＿；）これからもちゃかまつゆきをよろしくお願い致します☆彡 (2020年8月20日 17時) (レス) id: 70fcd74544 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：u | 作成日時：2020年8月13日 18時
