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side : Kaito.Mi
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安井「…まあ、とりあえず話進めてもいいかな？」
『あ、はい、お願いします』
安井「うん、じゃあ簡潔に言うね」
松倉「簡潔に…」
安井「滝沢くんに直接お願いしに行こうと思うんだ」
『…え？それって、つまり、』
森田「直談判、しにいくよ」
萩谷「まあ、まずは周りから攻めようと思ってるから上の人たち説得してからになるけど」
美勇人くんが答えたそれは、俺たちの頭に何度も浮かび上がったもので、俺たちが何度も避けてきたものでもあった。どれだけ危険で、どれだけ可能性が低いのか、俺らはよく分かっていたんだ。
松倉「それってちょっと、リスキーなんじゃ…」
長妻「リスキー？」
松倉「うん、上の人たちのなかに正直滝沢くん派、って人もいるって聞いたことがあって…」
『だからあんまり…、ね』
顕嵐「マジかーそれは初耳だったね」
長妻「ダメなの？滝沢くん派の人がいたら」
萩谷「仕事に影響が出るかもしれないってこと、でしょ？」
森田「たしかに、お偉いさんたちに嫌われて干されるヤツらいっぱいいたもんなぁ」
諸星「しかも仕事無くなってそのまま辞めていくっていう悪循環ね」
Aが、危険を冒してまで誰かに守ってほしいとは思っていないことを俺たちは知っている。正直、危険を冒してでも取り戻したいけど、それじゃAは怒って戻ってこないだろうから
『そういう結果はAも望んでないだろうし…』
顕嵐「たしかに、そういうのが1番嫌いそう」
長妻「えー考え直し？」
萩谷「どうすっかなぁ」
松倉「あの、ところで、SnowManの6人は…？」
松倉がそう尋ねた瞬間、時間が止まったような気がした。凍った空気が冷たい現実を見せてくるようだった。7人の表情から、良くない答えだということだけが伝わる。ただ、それだけだ。
森田「パス、だって」
『…え？』
松倉「パス、？」
諸星「滝沢くんと距離つくるわけにはいかねえってさ」
『…嘘だろ、』
顕嵐「信じらんねえよな、俺たちから元気なAを奪ったくせにさ」
長妻「好きで受け入れた訳じゃない、みたいな言い方でね」
松倉「本当に…？」
真田「…あぁ」
自分の中からあらゆる感情が消えていくのが分かった。ユラユラと揺れる、心の内の黒い炎が少しずつ大きくなっていく。気づかないフリはできない。
Aごめんな、俺、許せねえよ
.
終わり
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のぞみ(プロフ) - 一気読みしてしまいました！更新待ってます！ (2021年6月16日 21時) (
レス) id: 598ee182d7 (このIDを非表示/違反報告)
りな(プロフ) - すごい面白いです！！更新待ってます！ (2020年11月10日 19時) (レス) id: 419554672b (このIDを非表示/違反報告)
玲 - すっごい面白くて、一気見しちゃいました笑続き、めっちゃ気になります！ (2020年10月15日 22時) (レス) id: f20013ee9d (このIDを非表示/違反報告)
あんず - 続き楽しみにしてます！このお話大好きです！ (2020年8月20日 19時) (レス) id: d2e39ffc2f (このIDを非表示/違反報告)
u(プロフ) - 妃茉莉さん» 有難うございます嬉しいです（；＿；）これからもちゃかまつゆきをよろしくお願い致します☆彡 (2020年8月20日 17時) (レス) id: 70fcd74544 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：u | 作成日時：2020年8月13日 18時
