３８ ページ38
.
水族館に行った翌週
私は家で実弥さんが来るのを...
待っている。
あの日、実弥さんが急に帰って流される事なくホッとしたのもつかの間で..
会社に出社する時に偶然...
実弥さんと遭遇したのだ。
「あん時は急に帰って悪かったなァ。
埋め合わせするから週末あけとけよ。
お前の家に迎え行く。また連絡する。」
そう言われたのだ。
正直な気持ちは嬉しい。そして...
もう１つの正直な気持ちは苦しい。
実弥さんに誘われてから週末になるまでに私の中の天使と悪魔が壮絶なバトルを繰り広げている...
(天使)
いい加減見切りを付けなさいっ！
せっかく同じ部署を離れたのに何やってるの！貴方もいい歳なのよ？遊び人に未来なんてないわ！他を探しなさいよっ！
(悪魔)
いいじゃない！
それでも好きなんだから！
一度きりの人生なんだから楽しまなくちゃ！人生なるようになるわよっ！
うちのお喋り天使と悪魔は
ずっとこんな感じで
バトルをしているのだ...
そうこうしていれば週末な訳で...結局
私は断る事は出来なかった。
この勝敗は.....悪魔の勝ちだ。
ぼんやりしていれば
実弥さんから着信があり
エントランスに降りてみれば
実弥さんは車で来ていた。
「何ボーっとしてんだ？早く乗れよ。」
車での登場に驚いていた私に
実弥さんが運転席から声を掛けてきて
私は慌てて車の後部座席へ乗り込んだ。
「....何でうしろなんだよ！俺はお前の
おかかえ運転手かよ！前に乗れよ！」
『............』
最初から怒鳴られてしまったが
助手席に座れば
実弥さんの機嫌もなおったらしい。
その証拠に、いつものキスだ。
静かに走り出した車に...
実弥さんの運転する横顔に...
今日は私の心の悪魔の言う通りに...
楽しもう。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 449人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
京華(プロフ) - Sabonさん» 昼の暇潰しさせられなくてごめんなさいねぇ(泣)も....もう少しだから....笑 でもDMにまで感謝です♪嬉しい極みですぅ！頑張りますー！ (2021年5月13日 12時) (
レス) id: 099bb6e571 (このIDを非表示/違反報告)
Sabon(プロフ) - そうだったんですね！了解しました。パスワードだから…と思ってDMみたいなのでも送ってしまいましたぁ…。すいません！大人しく待ってます（笑） (2021年5月13日 12時) (レス) id: 6ad58cea2b (このIDを非表示/違反報告)
京華(プロフ) - Sabonさん» ちょっと待って下さいね(焦り)今(自分が撒いた尻拭い)編集しているんです。出来次第解除しますからね！謝罪と感謝ァ！ (2021年5月13日 12時) (レス) id: 483ff1bb3b (このIDを非表示/違反報告)
Sabon(プロフ) - こんにちわ！楽しく読ませていただいてます！パスワード教えて下さい！ (2021年5月13日 12時) (レス) id: 6ad58cea2b (このIDを非表示/違反報告)
京華(プロフ) - しほにゃん，実弥Loveさん» パス解除しましたよ！また仲良くしてくださいねぇ！ 感謝！ (2021年4月1日 21時) (レス) id: 483ff1bb3b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
