【前編】上司と部下の関係。 【不死川実弥】

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伊黒side



俺には不死川と言う友人がいる。
仕事も出来るし俺とも気の合ういい奴なんだが異性関係ではタイプも違えば行動力も違う。


俺が新人の甘露寺の世話を焼いているのを嗅ぎ付けて、すぐさま俺の部署に偵察にも来ていた。甘露寺を見て


「俺は..多分苦手なタイプだ..」


そう甘露寺の事を聞いてもいないのに言い出し「お前が甘露寺の事を語るな！」


そう言えば「興味持つよりマシだろが」
そう言い放った。


確かにそうだ。この時程コイツと異性の好みが違う事を喜んだ事はない。


そしてだ。コイツは相変わらず新人の女を手元に置いたようだ。俺は違う。俺は毎度女を手元に置かない。
甘露寺は特別だ。断じて違う。


コイツは早々に連絡先も交換したようだった。俺は歓迎会の頃にやっと甘露寺と連絡先の交換をしたというのにコイツは相変わらず行動が早い。だがコイツは急いで事を運んだりはしない。ガッツかなくともコイツには女が寄ってくる。
頃合いを見ているようだった。


俺は甘露寺とも距離が縮まっていき、甘露寺の話を聞いていれば不死川が手元に置いている女と甘露寺は大学からの仲の良い友人らしかった。


これはいかん！...そう思った。その女が不死川に良いようにされるのは知った事ではないが仲の良い甘露寺が悲しむのは困る。



俺は不死川に釘をさした「甘露寺を泣かせる様な事をするな」と。すると不死川は「一足遅かったな」そう言い放った..なんて奴だ！他でフラフラ遊んでいたかと思えばもう手を出しているのか！


何度も言うが、その女の事は知らん。だが甘露寺が悲しむのは困る。俺は丁度甘露寺との距離を縮める為、一緒に出掛けたいと考えていたため不死川にその女と一緒に同行する様に頼んだ。隙を見てその女に忠告しようと思ったからだ。あくまでも甘露寺の為であり、その女の事はついでだ。


甘露寺に伝えて貰う事も考えたが、純粋な甘露寺にそんな男の汚い所を説明する気にはなれなかった。


そしていざ当日になれば俺は甘露寺しか見ていなかった。はっきり言ってあの女の存在など忘れていた。


別行動になり、甘露寺があの女の名前を出してきて思い出した「これはいかん」そう思い探してみれば、不死川は相変わらずだった。この女も場所位考えろ。
ゴミめ。


このまま解放すれば不死川はこの女と消えるだろうと思い、不死川に無言の圧を掛け同行させた。


(※..伊黒さんが喋り過ぎて、まさかの文字数が足りない)

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