五十一話 春うらら ページ6
時は流れ、4月。
もう私も高2かぁ。
「おーはよっ、A!」
いつも通り、ねねがやってくる。
「Aと同じクラスがいいなぁ、なれるかなー。」
『私もねねと同じじゃないと学校生活詰みそうだよ……。』
二人で学校まで歩いてく。
桜綺麗だな、白宝に入った時は緊張しすぎてそんなこと思ってる暇なかった。
けど、今の私は一人じゃないから。
***
「白銀、白銀……!」
無心で私の苗字をつぶやきながら、名前を探してるねね。ちょっと不審者っぽい。
玲王くんは、どこかな……。
「やったー!!!同じクラスだよー!」
ねねが抱き着いてくる。
『ほんと!?嬉しい……。』
良かった、ほんとに良かった。
「嘘、レオ様と違うクラス……。」
「ふふん、私同じ〜!」
周りの人達の声が聞こえる。
ねねが部活の子と話しに行ってしまったので一人になってしまった。
「玲王くん、クラス一緒になれなかったよぉ……。」
玲王くんにぴと、とくっつく女の子。
ちょっと近すぎませんか??
「まぁまぁ、クラスが別でも会う機会が0な訳じゃないだろ、元気出せ。」
玲王くんも離れてとか言わないし。
「わー女子って怖いねー。」
凪くんがどこからかひょこっと現れる。
「Aはああいう感じじゃないよね。彼女なのに。」
いいの?と聞いてくる凪くん。
『……付き合ってる、って周りに言ってないんだ。』
「ふーん、隠して燃えるタイプなんだね?」
『そ、そういう訳じゃ……。』
めんどそー、その関係。
そう凪くんはつぶやく。
その顔は、何の感情も含んでいなさそうだった。
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はむ太郎(プロフ) - かなさん» かな様……!!本当にいつもありがとうございます💕文才が神ってるなんて嬉しすぎてとけそうです🧊 (2023年3月20日 9時) (レス) id: f32f8d2d93 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - 主様頑張って!夢小説は作者様の夢を一緒に見て共有し作者様も読者様もどちらも楽しめることだと私は思っています。しかも作者様は私なんかのコメントにレスをくださってくれて😭元気の源になれるようにコメントをこれからも沢山していきます!いつでも待ってます! (2023年1月28日 21時) (レス) @page30 id: 97a0e620ba (このIDを非表示/違反報告)
はむ太郎(プロフ) - かなさん» 更新停止するのにいい所で切って申し訳ない😥早めに区切りのいい所まで書くの頑張ります💪かな様の優しいコメントが私の元気の源です💕 (2023年1月28日 21時) (レス) @page30 id: f32f8d2d93 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - 主様気になるところで切ってきますね!?(いや当たり前だろ)モブ川お前、違ういい子見つけろよ!今は名前からして夢主ちゃんと玲王君の引き立て役だけどwww更新頑張ってください💪 (2023年1月28日 21時) (レス) @page29 id: 97a0e620ba (このIDを非表示/違反報告)
はむ太郎(プロフ) - かなさん» あるあるですよね……頑張ります💪🏻そして飛んできてくれるの待ってます(笑) (2023年1月16日 6時) (レス) @page17 id: 4d642c6a66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はむ太郎 | 作成日時:2023年1月5日 18時