【土方十四郎】×【夢じゃない、嘘じゃない、目の前にある幸せな情景】83猫さんリク 女主*1 ページ5
--ROUTE US 1603 姫君
いつも二人、ずっと二人。
生まれる前からずっと二人。
姉上と俺はうりふたつの双子だ。
双子の姉弟だから、時々入れ替わって遊んでた。
｢はあっ！！｣
｢一本！！｣
｢いやはや、本当に“十四郎殿”は強いですな｣
剣道、弓道、乗馬に鷹狩りは姉上の方が上手かったから、姉上の役目。
｢まあ、なんと素晴らしい歌！｣
｢さすが“A様”、フォロ方の名は伊達では御座いませんのね｣
茶道、華道、書道に料理は姉上は苦手だから、俺の役目。
｢十四郎殿は素晴らしい｣
｢いやいや、A様も素晴らしい｣
｢才に長けた自慢の子供だ｣
城のみんなは誰も気がつかねぇ、文武両道だって褒めてくれた。
いつも俺達は二人で一つだ。
それ以外はなにも望まねぇ。
いや、やっぱマヨネーズはいる。←
--ROUTE US 1614 運命(さだめ)
倒幕、維新、攘夷戦争。
いずれ殺されるだろう、俺達には関係ない、俺達の運命。
こんな酷い時代、それが当たり前。
それが俺達の生きる時代。
相手を油断させる為、誰かを婿入りさせることになった。
成功すれば、大殿様から褒美をいただけ、土方の名も上がるだろう。
馬鹿な大人は気づかない、ガキの俺らですらわかる滅びの策略。
都から遠く、東の城へ。
俺が選ばれた。
こんなバラガキの俺達に良くしてくれた、近藤さんのため、城のため。
武士として、覚悟を決めた。
｢姉上、行って参ります｣
｢待ちなさいトシ｣
だが姉上が言った。
――貴方の策力は今、我が城に必要不可欠。
――だから、私が代わりに行く。
――私にはそれしかできないから。
｢しかし姉上！！｣
｢従ったらマヨネーズ10年分｣←
｢わかりました(即答)｣←
入れ替わって遊んでいた様に、姉上は俺の服を着て、逢坂(おおさか)の関を越えていった。
姉上のあの目は、何を言っても無駄だ。←
ならば、俺達の親友にして、マヨネーズ王国の王様、この仔猫を連れて･･･いつも傍に。
｢どうか無事でいてくれ、姉上｣
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りん - リクエストで高杉でビターチョコデコレーションおねがいします (2022年3月9日 17時) (
レス) @page31 id: 5a52c0f3ec (このIDを非表示/違反報告)
バナナ - リクエストで、人生ゲームお願いします!キャラは、誰でもいいです! (2018年2月24日 19時) (レス) id: 77f5fe5ea6 (このIDを非表示/違反報告)
クロハ - 六兆年と一夜物語を銀さんでお願いします(´・ω・`) (2017年1月22日 23時) (レス) id: 1f1a34d809 (このIDを非表示/違反報告)
ココット - ロミオとシンデレラで沖田君をお願いします！女主です！ (2017年1月11日 20時) (レス) id: 724e66bc26 (このIDを非表示/違反報告)
華蓮（カレン） - まふまふさんの罰ゲームを神威でお願いします！女主で！ (2017年1月11日 20時) (レス) id: 724e66bc26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とりあえずカエルで | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/blackfrog/
作成日時：2016年8月14日 5時
