【坂田銀時】×【カゲロウデイズ】サラノさんリク 女主*1 ページ29
｢あ゛〜、あぢぃ〜〜！！｣
8月15日。
今日は今年一番の猛暑だと結野アナが言ってたが、ほんとに暑い。
いや、予報を疑ってるわけじゃないけどね？！
あの陰陽師の結野だしなにより“俺の”結野アナだし！！
｢蝉もうるせぇのはこの暑さのせいだ…
ったく、地球温暖化ですかこのやろー。
どこのどいつだよガンガンエアコンつけまくってるのは！！｣
｢いや、エアコンそこまでだしつけまくってるの銀ちゃんもだからね？｣
｢うるせーなおめぇだってつけてんだろ｣
｢んー…私は寒がりだし、暑くても団扇があればいいかな｣
｢ったく、おめでてぇやつだなこの野郎｣
｢そんなことないよ。冬は電気代けちった瞬間死んじゃうもん｣
午後12時半。
暑さのラッシュタイムになんで外に出てねーと行けねえのか。
それは、迷子猫の捜索の依頼が来たから。
神楽のやつはお妙のとこに行ってるし、新八も休みだし。
俺は一人で探していたら、その黒猫を撫でるAがいた。
Aはヅラほどじゃあねーが動物好きだし、パフェ奢るからと言うことで堪能中だ。
｢でもまあ、夏は嫌いかな…｣
猫を抱きながらふてぶてしく呟いた。
｢にゃぁう｣
｢あ、待って猫ちゃん｣
チリン、と鳴る鈴の音を追いかける。
｢っっ！A！！！止まれ！！！！！｣
猫に夢中だ、信号にきずいてねぇ。
｢えっ｣
トラックが突っ込んでくる。
刹那、出掛けた声を掻き消すかのようにタイヤが泣き叫ぶ。
まるで、スローモーションのように。
血飛沫の色が飛び散り、慣れない鉄の臭いが混ざって噎せかえる。
｢A…う、そだろ…｣
なあ、返事しろよ、なあ！！
｢A！！！！！！！！！！｣
周りの野次なんか気にしてる余地もなく、ひたすら咽び泣く。
何度も何度もその名を呼んで
段々と冷えていってしまうその体を温めて。
暗転していく視界の先。
陽炎が嗤って
｢ざまぁみろ｣
うざったしかった蝉の音も、夏の水色も、
全てが全て、眩んでいった。
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りん - リクエストで高杉でビターチョコデコレーションおねがいします (2022年3月9日 17時) (
レス) @page31 id: 5a52c0f3ec (このIDを非表示/違反報告)
バナナ - リクエストで、人生ゲームお願いします!キャラは、誰でもいいです! (2018年2月24日 19時) (レス) id: 77f5fe5ea6 (このIDを非表示/違反報告)
クロハ - 六兆年と一夜物語を銀さんでお願いします(´・ω・`) (2017年1月22日 23時) (レス) id: 1f1a34d809 (このIDを非表示/違反報告)
ココット - ロミオとシンデレラで沖田君をお願いします！女主です！ (2017年1月11日 20時) (レス) id: 724e66bc26 (このIDを非表示/違反報告)
華蓮（カレン） - まふまふさんの罰ゲームを神威でお願いします！女主で！ (2017年1月11日 20時) (レス) id: 724e66bc26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とりあえずカエルで | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/blackfrog/
作成日時：2016年8月14日 5時
