Episode 042：持つべきものはDUDE ページ48
「げっ……！？Aのヤロー、俺に気づいてやがったのか……」
客席を立ち、人気のない場所で電話を繋げたアイザック。
スマホから「俺を誰だと思ってるんだ」と、いつものAの声が耳に入る。
「Hiya, bro. How’s it goin’, eh?」
「fuckin’ stoned」
Aはお世辞にも綺麗とは言えないスラングで挨拶をする。
「よく俺が観戦してるの気づいたよな」
「おいおい。世界の夢野サマをナメんなよ？」
相手が親友ということもあり、口調のくだけたAはこう続ける。
「お前が来日した本当の目的は『この試合にかけられた罠を暴く事』……そうだろう？」
それを聞くなりアイザックは参った、といったように笑う。
「さすがは俺様の相棒だな。相変わらず切れるねェ、お前はシャーロック・ホームズかよ」
「当たり前だろ。わざわざこのアジア予選の時期に来日して試合を観戦しないジャッカスがいるかよ」
「ひゃ〜口悪ッ！日本代表といる時とは大違いだ」
直後、アイザックはへらへらとした態度から一変、真面目なトーンになりこう尋ねた。
「で？『ターゲットはどいつだい』？」
「話が早くて助かるよ。お前も相当切れる
「おいおい、そこは『(アイ)ザックナイフ』じゃねぇのかァ？」
こんな時でも変なジャパニーズジョークを交えるアイザック。
「いいか、一度しか言わないからよく聞け」
Aは小さな笑みをこぼし、こう告げる。
「日本の13番、一星充を最優先で監視しろ」
「イチホシ……ああ、あの
「そして8番、稲森明日人もだ」
その言葉が意外だったのか、アイザックがスマホの向こうで、はぁ？と疑問の声を漏らす。
「そいつは一星の『仲間』というフィルターに見事に引っかかっている。もしかしたら一星の陣営に寝返るかもしれない」
「ふぅん、なるほどな。了解したぜ相棒」
その直後アイザックは「だが」と言葉を続ける。
「オーストラリア側の注意を怠っちゃあマズくねぇかい？俺は引き続きそいつらも見張っとくかんな」
「要領がいいな。頼んだぞ」
「これをフィールドでやってるAのがすげぇよ」
すると廊下の向こうからAを呼ぶ声が。
「お、そろそろだな。じゃあなザック、切るぜ」
「おう。この後も気張ってけよ
Aはフッと笑みを浮かべ、電話を切った。
その表情はイナズマジャパンたちに向ける紳士的な微笑みではなく、どこか粗暴そうな「デュード」のしたり顔だった。
Side Story：裏切り者→←Episode 041：盲目の仲間
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いづう(プロフ) - ハニートースト 通称，ハニトン！さん» 今見ました！申し訳ありません、なぜか夢野くんのイラストは表示されず見れませんでした…（；＿；）でも琴平くんは見れました！やばいです！かっこいいい！！！まさか琴平も描いて頂けるとは感激です！！ありがとうございました！！ (2018年11月13日 19時) (
レス) id: a4beff7793 (このIDを非表示/違反報告)
ハニートースト 通称,ハニトン！(プロフ) - 描けました！是非っ！！ (2018年11月13日 18時) (レス) id: b6696be840 (このIDを非表示/違反報告)
ハニートースト 通称,ハニトン！(プロフ) - いづうさん» ま、マジですかっ？！お恥ずかしい…では、喜んで描かせていただきますね！ (2018年11月13日 18時) (レス) id: b6696be840 (このIDを非表示/違反報告)
いづう(プロフ) - ハニートースト 通称，ハニトン！さん» ええええ！？本当ですか！？嬉しいです！実は以前ハニトンさんのイラスト集を拝見させて頂いておりまして、上手だなぁ…と密かに思ってたんです！ぜひぜひ描いてください、こちらこそお願いします！ (2018年11月13日 18時) (レス) id: a4beff7793 (このIDを非表示/違反報告)
ハニートースト 通称,ハニトン！(プロフ) - いづうさん» 一応wまたまた質問なのですがいづう様の作品の男主さんを描かせていただいてもよろしいでしょうか…？イケメンすぎてほんと辛いんす！ (2018年11月13日 17時) (レス) id: b6696be840 (このIDを非表示/違反報告)
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