Episode 032：弟子から技をパクる師匠 ページ38
敵選手のヒプノティックトラップを破ることに成功した日本代表に、大チャンスが到来した。
「行くぞ！」
「はい！」
「おう！」
鬼道の合図で攻勢に回るイナズマジャパン。
「必殺タクティクス、『柔と剛』！！」
ボールをどんどん繋いでいき、最終的にボールを持った稲森を前線まで押し込むことができた。
「行ける！」
オーストラリアのディフェンダーを軽やかにかわし、鬼道にパスを出す。
「鬼道さん！」
鬼道は受け取ったボールを天高く蹴り上げ、自身も飛び上がる。
そして指笛を鳴らすと、グラウンドからペンギンが飛び出しそのくちばしをボールにつける。
「『オーバーヘッドペンギン』！！」
鋭いシュートが無数のペンギンとともに相手キーパーのパズズ・ザハムに降り注がんと放たれる。
「何ィっ！？」
自身の持ち技を別人に発動された灰崎はこの上なく驚いていた。
「ぱ、パクった！？」
「でもペンギンの色が違うでゴス！」
ベンチの剛陣と岩戸も驚きをあらわにする。
「待てよ！こんなことって……アリなんかよ！？な、夢野……って」
剛陣が再び隣のAにこう話しかけると、
「……出来た。ねぇナツミ、君を描いてみたんだが似ているかね？」
「こいつまた試合見てねぇぇええ！！」
今度は例のノートにやたらと本格的な夏未のイラストを描いていた。
「あら！とっても上手じゃない」
「アンタも乗るなっ！」
……否、夏未は「この試合を真剣に観ることなどAには必要ない」と思っているのだろう。
なぜならば……
(……こんなもの、まだまだレベルの低い争いさ)
Aはそうせせら笑うようにフィールドをちらりと見ると、すぐさま再度ノートに目を向けるのであった。
鬼道の必殺シュートはいともたやすく決まり、日本はようやく1点を取り返した。
「ゴォール入ったァーーッ！！なんと鬼道が、あの灰崎凌兵の十八番・オーバーヘッドペンギンを使ったァーーッ！！」
その驚くべき出来事に、会場のボルテージは一気に上昇する。
「なぜお前がその技を……」
「弟子の技を師匠である俺が使って何が悪い？」
灰崎の問いかけにさも当然そうにこう答える鬼道。
「だ、誰が弟子だ！それに、弟子から技をパクる師匠がいるかよ！ったく……とんだ絶対指導者だぜ……」
「くっ！奴ら、俺たちのヒプノシスを破ったか……！」
「落ち着くのですアス。日本にも少しは頭の切れる奴がいる。面白くなってきたじゃないですか」
悔しがるアスを諌めるサル。
そして……
「ククク……」
サタンの外見が大きく変化した。
(首の向きが右に変わったか……)
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いづう(プロフ) - ハニートースト 通称，ハニトン！さん» 今見ました！申し訳ありません、なぜか夢野くんのイラストは表示されず見れませんでした…（；＿；）でも琴平くんは見れました！やばいです！かっこいいい！！！まさか琴平も描いて頂けるとは感激です！！ありがとうございました！！ (2018年11月13日 19時) (
レス) id: a4beff7793 (このIDを非表示/違反報告)
ハニートースト 通称,ハニトン！(プロフ) - 描けました！是非っ！！ (2018年11月13日 18時) (レス) id: b6696be840 (このIDを非表示/違反報告)
ハニートースト 通称,ハニトン！(プロフ) - いづうさん» ま、マジですかっ？！お恥ずかしい…では、喜んで描かせていただきますね！ (2018年11月13日 18時) (レス) id: b6696be840 (このIDを非表示/違反報告)
いづう(プロフ) - ハニートースト 通称，ハニトン！さん» ええええ！？本当ですか！？嬉しいです！実は以前ハニトンさんのイラスト集を拝見させて頂いておりまして、上手だなぁ…と密かに思ってたんです！ぜひぜひ描いてください、こちらこそお願いします！ (2018年11月13日 18時) (レス) id: a4beff7793 (このIDを非表示/違反報告)
ハニートースト 通称,ハニトン！(プロフ) - いづうさん» 一応wまたまた質問なのですがいづう様の作品の男主さんを描かせていただいてもよろしいでしょうか…？イケメンすぎてほんと辛いんす！ (2018年11月13日 17時) (レス) id: b6696be840 (このIDを非表示/違反報告)
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