ににとねこ (ページ7)

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「そんなこともあるんだ……。けど、画像の猫とAは見れば見るほど似てるし……いや、似てない？うーん、けどなんか凄いことになってるんだな」

「……ジョンイナがこんなくだらない嘘つくとは思えないし……信じるけど、でもその子どうするの？」

「……この状態で実家に帰すわけにはいかないし、一緒に住むのってダメ？」

「俺もここにいるのが一番安全だと思うけど……ジュンミョニヒョンがなぁ……バレたらやばくない？」

苦笑いするチャニョルヒョンに、やっぱりそこだよなぁと思う。

ベッキョニヒョンの時はつい勢いで隠し通すとか軽く言ったけど、現実的に考えて同じ家に住んでてそれは結構難しい。

「まぁ、この子にはかわいそうだけどなるべくこの部屋の中に居てもらうしかないでしょ」

「やっぱりそうか……。A、ここでずっとジッとしとける？」

「うん、ににと一緒に居れるならどこでもいいよ」

そんなAにやられたのは俺だけではないらしく、ギョンスヒョンも手で口を隠して、チャニョルヒョンなんかモロ心臓をつかんで「グハァッ」とか大げさにリアクションをとってる。

「いいなぁー！ジョンイナの猫！俺が飼ってた猫もこんな風に思っててくれたのかな？」

「あ……待って、猫といえば……ヒョン猫アレルギーだっけ？」

「そーそー。だけど……人間だから大丈夫、かも」

確かめる為にAおいでー！と両手を開くも、人見知りをしているのか俺の背中に隠れる。

「やっぱりジョンイナ以外はダメかー」

Aの明らかな拒絶反応に寂しそうにするチャニョルヒョン。

本当はこんなことさせたくないけど、俺の話を信じてくれたし、協力者になってくれるし……。