ににとねこ (ページ6)

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Aはねぇー、ににが大好きだよー。

あー、そう。

あのね、ににが居ないのが寂しくてヌナはAをお家で飼うことにしたんだって。

ヌナじゃなくて、Aの場合はオンニって呼ぶんだけど……っていうか、そうだったのか。
でも、じゃあ実家に帰っても俺よりAに構ってるのは一体なんなんだ。

と、悪態をAに吐くと、それはねぇーとAが言ったところで会話は出来ストップした。

「ああぁあーー！！ちょ、ジョンイン！な、なにしてんの？！やばいって、ジュンミョニヒョンに見つかったらやばいって！」

チャニョルヒョンが叫ぶから自然と会話がストップするし、ヒョンの大きな声でAもビックリしている。

「チャニョルうるさい……え？」

チャニョルヒョンの後から入ってきたギョンスヒョンも俺とAを見て固まる2人。

そうだ、また寝たまま喋ってたんだ。

なんて、また説明しようか、と考えていると「どうしたー？」とミンソギヒョンの声が聞こえる。やばい、これ以上目撃者が出るのは勘弁だ。

「事情は説明するから、とりあえず鍵閉めてくれない？」

うっかりジュンミョニヒョンに見られたら一巻の終わりだ。

鍵を閉めてもらって、2人にベッキョニヒョンと同じ説明をすると、ギョンスヒョンもチャニョルヒョンも意外と信じてくれて、不思議そうにAを見る。